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介護士を辞める交渉を退職代行で行ってもらえますか?

  • 2023.08.22
  • 2023.08.22
介護士を辞める交渉を退職代行で行ってもらえますか?

退職豆知識

介護士でも退職代行を利用して退職することは法的にも問題ない

退職代行を利用することにより人間関係が原因で退職する介護施設とのやり取りを任せることが可能

退職代行を利用することで慢性的な人手不足による引き留めを回避して退職することが可能

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当組合にご相談いただく方の中で、介護士の方から退職のご相談をいただくことが結構な頻度でございます。
介護施設の入居者やその家族間での人間関係に悩みを抱えられている方、職場が常に慢性的な人手不足のため退職を言い出しづらいと悩まれている方も多いのではないでしょうか。

当組合にも介護士の方からの退職のサポートについて日々ご相談をいただくことが多く、ご相談いただく内容のほとんどが人間関係の悩みによるものとなります。
入居者の方やご家族の方からのクレームや要望の対応により精神的な負担が大きくなり、そのことを職場に相談をしても慢性的な人手不足により改善されることがなく、退職の意思を伝えようとしても引き留めに遭われたり、パワハラを受けたりという方が多いように思われます。

介護士として働かれている方で、退職を検討されている方は是非この記事をご参考にしていただければと存じます。

以下では介護士を辞めたいと思う主な理由について説明させていただきたいと思います。

それではみていきましょう。
 

介護士を辞めたいと思う主な理由


当組合にご相談をいただく方の中で、介護士の方からのご相談は常に上位3番目以内に入るほど多いです。それでは、なぜ介護士の方の離職率が高くなっているのでしょうか。

下記では、その理由について詳しく解説させていただきたいと思います。
 

職場の人間関係でトラブルがある


介護の仕事は他の職種と同じく、人間関係の複雑さが付きまとうものです。
この業界では、人と連携しながらのタスクが多く、気の合う同僚と共に働く喜びや、対照的に気が合わないと感じる人とのコミュニケーションの取り組みが日常的に続きます。
さらに、介護業界には人の命を預かる大切な役割があるため、職場の上下関係が強化され、従業員同士の間には指示を守らない者に対する強い対応が見られることもあります。

こういった背景がある中で、介護職員としてのやりがいを失い、職場のいじめや不和が生じることがあります。特に、現代の介護の現場は人手不足が問題とされており、その中で一部の上司が退職を制限しようとする動きもあるのが現状です。
そのため、もしも職場でのいじめや過度なストレスを感じている方は、早めの対応が必要です。

退職、転職を検討されるのも一つの方法かもしれません。
 

慢性的な人手不足


介護施設の背景には、その特性からくる一年を通しての運営や、24時間体制でのサポートが求められる場合があるため、多くの施設が人手不足という課題に直面しています。
この状況が続くと、一人ひとりのスタッフに与えられる業務量が増えることになりますが、その一方で賃金の上昇は見られません。このギャップから、働く側としては「労働の対価としての賃金が割に合わない」という不満が生まれ、その結果として他のより給与の良い会社への転職を考える人が増えることになります。
更に、このような厳しい労働環境の中で、スタッフ同士のコミュニケーションが取りづらくなり、口調がきつくなるなどの人間関係のトラブルも引き起こされることがあります。

このような連鎖は、介護士の人手不足をさらに進行させる一因となっているのです。
 

介護士の不規則な職場環境


介護士の職場環境は非常に厳しいものがあります。その理由として、賃金が低く肉体的な労働が多いことが挙げられます。
さらに、人手不足が続いており、一人ひとりの業務量が増加している状態です。これらの理由から、多くの人が介護の仕事を始めるものの、体力的・精神的な負担が大きく、短期間での退職者が後を絶たない状況となっています。

一方で、介護の現場には多様な働き方が存在しています。例えば、入所施設では24時間体制での夜勤やシフト勤務が求められますが、夜勤手当の利点を享受する方もいれば、不規則な勤務による生活リズムの乱れや体力の消耗を懸念する方も少なくありません。
そのような不規則勤務が困難な場合、日勤だけの通所系の施設や訪問介護のような働き方を選択することで、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけることも可能です。

介護の仕事を長く続けたいと考えている方には、自身の体力や生活リズムを考慮しながら、最適な職場環境を選ぶことが大切です。
当然、体が資本の仕事であり、自己管理は欠かせません。

そして、仮に退職を考える際は私たち退職代行ローキのサポートを受けることで、よりスムーズな移行が可能です。
 

安い給与と待遇への不満


多くの人々が、介護職は「きつい割に給料が低い」と感じるかもしれません。
実際、日本全体の平均年収が約436万円であるのに対し、介護職の平均年収は350万円前後であり、平均月収は21万8,000円です。これは、介護職が他の多くの職種と比べて給与が低めであることを示しています。

しかし、この背景にはいくつかの理由があります。
多くの人が介護職に未経験や無資格から入職し、徐々にそのキャリアを築き上げるため、初期の給与は控えめに設定されていることが一因となっています。
それでも、経験や資格を積み重ねることで給与の向上が期待できる点は、この職種の魅力の一つです。

給与だけでなく、仕事の内容や職場の環境も大切な要素です。介護職は、多くの人々の生活をサポートする大切な役割を果たしています。

キャリアを積むことで、より良い待遇や評価を得られる可能性も十分にあります。
 

介護士という職業が合わない


介護職は非常に重要な役割を持つ一方で、想像している以上に過酷な職務内容を持っています。
具体的には、高齢者や身体的な障害を持つ方々の日常のサポートが主な業務となりますが、これにはお風呂の介助やトイレのサポートも含まれています。
多くの方が、これらの業務の厳しさに驚くことが少なくありません。さらに、我が国の少子高齢化の進行に伴い、高齢者の数は増加し続ける一方で、若い労働力は減少しており、これが一人当たりの業務量の増加につながっています。

これらの情報を踏まえ、退職を考える方もいらっしゃるかと思います。


上記では、介護士の方が退職される理由について詳しく解説いたしました。

では実際に退職をするにあたってご自身で退職を伝えるのか退職代行を利用するのか、どちらが良いのか悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。 

それでは、下記のような場合は退職代行を利用して退職された方がよいと思われる介護士の特徴について詳しく説明させていただきますので、ご参考にしてみてください。 

それではみていきましょう。 
 

退職時に退職代行を利用した方がよい介護士の特徴


介護士としての業務は、人手不足や残業が多いという現実に直面している方も少なくありません。そのような状況で退職を考えると、他の同僚への影響を心配し、退職を告げることに躊躇するのは自然な感覚です。
しかし、何より重要なのは、自分の身体や心の健康を守ること、そして退職はあくまで労働者としての正当な権利であるということを肝に銘じることです。

退職を決意した際には、退職代行サービスが大いに役立ちます。
専門家や弁護士が間に入り、難しい手続きや言い出し難い状況をスムーズに進める手助けをしてくれます。特に、退職のプロセスが複雑に感じる時や、正面からのコミュニケーションが難しい場合に、このサービスの力を借りることは有益です。

健康や幸せを優先させる選択をすることは、あなた自身のためだけでなく、長い目で見れば働き手としての質を維持するためにも重要です。労働者としての権利をしっかりと認識し、適切なサポートを活用することで、より良い職場環境への第一歩を踏み出すことも可能です。

それでは下記で特徴をみていきましょう。 
 

長時間労働、残業などのブラックな介護施設勤務である 

介護施設での仕事は、時として過酷なものとなります。特にブラックと呼ばれる施設では、休憩や有給休暇の取得が困難で、長時間労働や休日出勤が常態化しています。
さらに低い賃金での労働や、未払いの残業代、そして職場内でのパワハラなどのハラスメントが存在することも少なくありません。これらの条件下で、自身の退職希望を正当に受け入れてもらえるかは不透明です。

そんな時、我々のような退職代行業者が間に入り、確実に退職の手続きをサポートします。私たちは退職を望む方の権利を守り、法的手段をもって退職手続きが適切に行われるようサポートします。

退職は個人の重要な決断です。その手続きを確実に進めるために、私たち専門家の力を借りることが考慮されるべきです。
 
ブラック企業で退職が出来るか不安に思われている方は下記の記事をご参考ください。 

 
参考:退職代行を使ってブラック企業を辞めれる?|労働基準調査組合 (rouki.help)

 

強引に引き留められる可能性がある 

介護士として働く多くの方が直面しているのは、その業界の深刻な人材不足という現実です。

この問題は介護業界全体に広がっており、結果として多くの介護施設が人材を確保するために必死となっています。だからといって、介護士が転職や退職を望む場合、強力な引き留めを経験することがよくあります。

実際、自らの意思で退職を伝えても、終わりの見えない引き留めが続き、退職のプロセスが長引くことが一般的です。このような厳しい状況にある方々にとって、退職代行サービスは非常に助けとなるでしょう。

特に、退職時に損害賠償請求や懲戒解雇のリスクを感じている方は、私たち専門家のアドバイスやサポートを受けることで安心して次のステップへと進むことができます。更なる詳細や具体的な手法については、下記の記事を参考にしていただければと思います。


参考:退職すると人員不足で業務が回らないのですが責任を取らなければいけませんか?|労働基準調査組合 (rouki.help)

 
参考:退職代行を利用して損害賠償請求⁈|労働基準調査組合 (rouki.help)

 
参考:退職代行を利用しても懲戒解雇にならないの?|労働基準調査組合 (rouki.help)
 
 

上司が高圧的で怖い 

介護士は日々の業務で、利用者やそのご家族、さらには同僚とのコミュニケーションが不可欠です。24時間のシフト制の場合もあるため、密接な人間関係が築かれるのは自然なことですが、それが時に職場の人間関係のトラブルを引き起こすことも少なくありません。
また、介護業界には時として人の命を預かる大切な役割があるため、職場の上下関係が強化され、従業員同士の間には指示を守らない者に対する強い高圧的な対応が見られることもあります。

そのような複雑な状況に直面した際、退職代行という手段が選べるのをご存知でしょうか。

これは、弁護士や労働組合、あるいは民間の専門家が提供するサービスで、働く人の立場に立って、退職の意思を雇用者に伝えるものです。このサービスを利用すれば、自らが直接退職を申し出るストレスを避けることができ、円滑な退職が可能となります。私たち退職代行業者は、そうした難しい局面で皆様をサポートするために存在しています。

 

有給休暇の消化を希望している 

多くの方々が、人手不足の中での有給休暇の申請に悩んでいるかもしれません。
しかし、ここで強調したいのは、有給休暇はあなたが勤める企業や団体に対する恩恵ではなく、あくまで「労働者として当然の権利」だということです。
だから、その権利を主張するのに疑問を感じることはありません。

仮に「当施設では有給を取ることはできない」と言われたとしても、法律的にはそんな主張は通りません。どんな組織であろうと、労働者の基本的な権利を奪うことは認められません。

実は、退職に関する専門家や労働組合の代行業者のサポートは、退職の手続きだけでなく、有給休暇の取得交渉などもサポートしてくれるのです。このようなプロの退職代行業者は、あなたの権利が正当に行使されるよう努力します。

ですので、勤務先の不適切な要求や感じる気まずさに振り回されることなく、専門家のサポートを活用し、自身の権利をしっかりと守っていきましょう。 
 
退職時の有給休暇の取得について不安に思われている方は下記の記事をご参考ください。 

 
参考:退職代行を使って退職する際も有給消化できるのか?|労働基準調査組合 (rouki.help)

 

未払い残業代や退職金請求を行いたい 

介護の現場では、一部の不当な施設が職員の強い使命感を悪用して、残業の報酬を適切に支払わない事例が見受けられます。

普遍的に、1日の勤務時間が8時間を超えた部分は、時間外として認識されるべきです。この超過時間に対する賃金は、「時給 × 残業時間 × 1.25(以上)」という方法で算出されるのが一般的です。

退職のプロセス中、多くの方は残業代の請求について不安や迷いを抱えがちです。特に、「問題を引き起こすことなくスムーズに退職したい」という気持ちから、残業代の請求をためらうこともあるでしょう。

しかし、あなたが労働した結果として得るべき残業手当や退職金は、正当な権利です。だからといって、これらの報酬を受け取ることを避ける理由は存在しません。

ただ、退職金に関する具体的な法的義務は存在しないため、各施設の就業規則や退職金規定を確認することが大切です。そして、もし退職金の受取資格がある場合、退職代行を活用し、専門家によるサポートを受けることも一考の価値があります。 
 
また、未払い残業代についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご参考ください。 

 
参考:退職代行を使って残業代は請求できますか?|労働基準調査組合 (rouki.help)


ここでは、退職代行を利用して退職した方が良いと思われる介護士の特徴について詳しく解説いたしました。 

それでは、実際に介護士でも退職代行を利用して退職することは法的にも問題がなく可能なのでしょうか。 
 
下記で詳しく説明させていただきます。 

それではみていきましょう。

 

介護士でも退職代行を利用して退職することは法的に可能


介護士の方も、もちろん退職代行サービスのご利用が可能です。

日本の法律は、すべての労働者が自分の意志で仕事をやめることができる権利をしっかりと守っています。具体的に言うと、民法627条には、特定の雇用期間が設けられていない場合、労働者は2週間の通知をもって、退職を選択できると記載されています。
一方、期間を持つ契約社員の方々は、契約中に退職を希望する場面では特別な事情が求められます。例えば、精神的な不調を引き起こすような状況は、そのやむを得ない事由に該当いたします。

具体的な詳細や手続きについては、以下のリンク先の情報を元に、より深く知ることができます。


参考:本当にすぐにトラブルなく退職できますか?|労働基準調査組合 (rouki.help)


介護士の仕事は、時として人の命を預かる大切な役割を担っており、それは非常に大きな責任を伴います。
だからこそ、多くの介護士はその重責を背負いながらも、過酷な労働条件や不十分な報酬という現状に直面しています。

慢性的な人手不足がある状況で引き継ぎ等の事情を考えると、退職を決意するのは一筋縄ではいきません。

特に介護施設では長く働かれている方の業務の仕方や風習が根付いている場合が多く、これが退職を考える際の心理的な障壁となってしまうことも少なくありません。
しかし、そんな不安や迷いを抱えた中でも、退職代行サービスを活用することで、スムーズな退職が可能です。

法律上、どんな職種であっても、働く場所を選び、またその場所を辞める権利は守られています。そして、心配されることかもしれませんが、介護士における取得された資格を失うことはありません。

私たち退職代行業者は、上記のような介護士特有の複雑な状況や悩みをしっかりと理解し、安心して退職を進められるようサポートします。そして、退職される際の注意点や必要な手続きについても、きちんとアドバイスさせていただきます。

皆様が安心して次のステップを踏み出せるよう、退職代行ローキはサポートしています。

それでは、退職代行を利用して介護士を辞める際に注意すべきポイントについて下記で説明させていただきます。 

 

退職代行を利用して介護士を辞める際に注意すべきポイント


退職代行を利用して退職をすることが決まったら、具体的な退職の手続きについて考える必要がございます。
円満退職が理想ではございますが、そのためにはどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

以下では、介護士がトラブルなく退職するために注意すべきポイントについて説明させていただきたいと思います。

それではみていきましょう。
 

バックレは絶対にしてはいけない

離職を考える際、正しい手続きを怠ると大きなリスクが伴います。例えば、適切な手続きを踏まずに突然無断で仕事を辞めると、懲戒解雇という厳しい措置を受けるリスクがございます。
これは、社内規則やルール違反をした労働者に対してのペナルティ的な解雇となり、後の転職活動で履歴書にその事実を書く必要が生じることもあります。
また、会社の業務に大きな支障をきたすような行為をした場合、損害賠償を求められることも考えられます。

特に、介護業界のように人手不足が続く分野では、一人の退職者が業務に大きな影響を及ぼす場合が多いです。したがって、退職の意向が固まったら、速やかにそれを上司や担当者に伝えることが重要です。

退職をスムーズに進めるため、そしてあなた自身の権利を守るためにも、私たちのような退職代行業者がサポート致します。

安心して、正しい手続きを踏んでの退職を目指しましょう。
 

引継ぎメモを作成しておく 

退職代行を利用して介護士をスムーズに退職するにあたり、最低限の引継ぎは行った方が良いでしょう。 
後任の人が困らないように、あなたが担当していた仕事や任務の詳細を整理し、明確に伝えることが重要です。これは特に介護士のように担当を持つ立場や特定の業務を担当している人にとって必要といえるでしょう。 
 
あなたが退職を考えるときには、できる限りきちんとした準備を行って残された仕事を全うすることが大切です。これにより、後任の人がスムーズに業務を引き継ぐことができ、組織全体が円滑に運営されます。 
 
以上のことから、きちんとした引き継ぎは出来る限り行っていただく方がよいでしょう。ただし介護施設へ出社したり、介護施設と直接連絡を取って引継ぎを行う必要はございません。 
退職代行業者を仲介して引継ぎメモを介護施設へ渡してもらうよう代行業者へ伝えましょう。  
前述でも述べましたが、退職したからと言って介護士の資格が失効することはございません。 

上記では退職代行を利用して介護士を退職する際に気を付けるべきポイントについて詳しく説明いたしました。

それでは、介護士が退職代行を利用して退職することのメリットはどのようになっているのでしょうか。気にされている方もいらっしゃるかと思います。

下記で詳しく説明させていただきます。 

それではみていきましょう。 

 

介護士が退職代行を利用して辞めるメリット


退職代行を利用して辞めることによるメリットは以下のことが考えられます。
 

退職代行業者から会社への連絡後に出社の必要がなくなる

退職代行サービスは、代行業者から会社へ退職の連絡後すぐに対応してくれるため、直接会社と連絡を取ることや出社する必要はございません。そのため、精神的に辛く明日からどうしても会社に行きたくないであったり、退職を申し出てから同じ職場空間で仕事をしたくないといった悩みを簡単に解決してくれます。
まず退職代行業者に連絡、相談、依頼をして退職をしたい意志を伝えると基本的にはすぐに退職代行業者から会社に対して連絡してくれる場合が多いかと思います。

退職日につきましては、会社側と交渉・相談した上で決めるということもありますが有給休暇を消化もしくは精神的な体調不良による欠勤での対応となりますので、退職代行業者からの退職通知後は結果として一度も出社することなく退職に至るということになります。
 

激しい引き留め、陰口等のストレスを感じることがない

退職を会社や上司に伝えるにあたって、一番気が重くなるであろう理由は執拗な引き留めが多いかと思われます。
退職の意思を伝えた後に、逆上して激高をしてくる可能性もございます。
そのような精神的に苦痛な時間を耐えることが出来ず、結果的に退職を言い出せないや退職を伝えても言いくるめられてしまい、反論することが出来ずに丸め込まれてしまったなどの事態に陥る可能性がございます。辞めたいのに辞めることが出来ないという苦しい状況になってしまいます。

また会社から退職の合意をもらえたとしても、同僚や上司が貴方の退職を良く思わずに態度を豹変する等の嫌がらせを行ってくる可能性もございます。退職が決まったとしても、陰口や嫌がらせに耐えながら出社することは苦痛でしようがないかと思われます。しかし、そういった問題も退職代行業者を利用することで解決することが可能です。
 

有給休暇を使える

本来、有給休暇を取得することは労働者の当然の権利として保証されるべきことです。
しかし、介護施設によっては忙しさや人手不足による他のスタッフへの配慮等を理由に有給休暇の取得を認めてもらえないケースもございます。不当ではありますが、まだ当たり前かのようにこのような嫌がらせ行為が行われているという現状がございます。

しかし、退職代行を利用することにより、代行業者が間に入るため介護施設側も不当な行為を行うことが出来ずに、結果として退職者に有給休暇を取得させざるを得ないことになります。
 

職場での人間関係を新たに再構築することが可能

現状働かれている介護施設を辞めることにより、職場の苦手な同僚や高圧的なパワハラ上司との縁を切ることが可能です。精神的なストレスから解放されて、心身のご負担が軽くなります。また、新たな職場に転職されることにより、人間関係を新たに一から構築することが可能です。

上記では介護士が退職代行を利用して辞めるメリットについて詳しく解説いたしました。

では退職代行を利用することによるデメリットはないのでしょうか。不安に思われている方もいらっしゃるかと思います。

以下では介護士が退職代行を利用することによるデメリットについて説明させていただきたいと思います。

それではみていきましょう。

 

介護士が退職代行を利用して辞めるデメリット


介護士が退職代行を利用して辞める際のデメリットについて詳しく説明いたします。
 

退職代行の依頼費用がかかる

ご自身で退職を伝えるのは当然費用は発生いたしませんが、退職代行のサービスを利用する場合には、料金が発生いたします。

この退職代行とは、具体的にどのようなもので、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。それぞれの特徴と料金相場は以下のようになります。

まず、退職代行の業者は大きく3つに分けられます。それは、弁護士事務所、労働組合、そして民間企業です。

弁護士事務所が手掛ける代行サービスは、その法的知識と経験を活かした確かなサポートが魅力です。
しかし、それに伴い、料金がやや高めになることもある点は覚悟が必要です。さらに、有給の消化や残業代、退職金の請求など特定のサービスに対しては、成功時の報酬が追加されることもございます。
料金の詳細は必ず事前に確認しておくことをおすすめします。
大まかな料金の相場は、5万円から7万円の範囲です。

次に、労働組合が提供するサービスは、一般的には3万円前後で利用できるのが特徴です。
団結権や団体交渉権を背景に、企業との幅広い交渉が行えます。ただし、法的な問題への対応は難しい点を理解しておきましょう。
このサービスの料金相場は、おおよそ2.2万円から3万円です。

そして最後に、民間企業による退職代行。一部には弁護士の監修を受けているとの記載のある業者もありますが、その中でも料金は抑えられている傾向にあります。
しかし、その代わりに会社との交渉や法的問題に対する対応は期待できません。
このタイプの代行サービスの料金は、だいたい2万円から3万円となっています。

以上の情報をもとに、ご自身の状況やニーズに最も合った退職代行業者を選んでください。
 

損害賠償請求などのトラブルが起こる可能性がある

一般的に、退職代行サービスを活用した介護士が損害賠償を求められる事例は非常にまれです。

ここで、民法415条について少し触れさせていただきます。この法律の条文によれば、従業員が仕事を辞めることで会社に大きな損害を与えた場合、損害賠償の請求が認められる場合があるとされています。
例えば、突然の退職により介護施設に深刻な人手不足が発生し、それによって施設が大きな損害を受けたとされる場合、理屈としてはこの規定に照らして介護士への賠償請求が考えられます。


参照:民法415条(e-Gov法令検索)


ですが、重要なポイントが一つございます。この法律は介護施設側にも一定の責任を問う内容となっており、介護士一人の退職だけが損害の原因であるとするのは困難です。
事実、退職した介護士に対して損害賠償を求めるケースは、実際の現場ではほとんど見られません。
しかし、経営者の気質によっては実際に損害賠償請求を起こされることもございます。

ただ、退職代行ローキでは弁護士対応も可能であるため、万が一損害賠償請求を起こされたとしても、弁護士保障プランに加入していただくことにより追加料金なしで損害賠償請求などの法的なトラブルに弁護士が対応させていただきます。ご安心くださいませ。
 

同じエリアの介護施設に転職しづらくなるケースがある

退職代行サービスを利用して介護士を辞めた場合、同一地域での転職においてこの事実が他の介護施設に知られることを懸念される方も少なくありません。実際、介護士同士の情報共有により、詳細が伝わってしまうリスクは無視できません。

しかし、焦る必要はありません。適切な退職代行業者を選べば、情報漏れのリスクは低くなります。
信頼できる業者は、介護士の情報を守るため、細心の注意を払って対応します。もちろん、情報を故意に漏らす行為は違法ですし、施設にとっても大きな問題となるため、多くの場合、情報保護は徹底されています。

だからといって、全てのリスクがゼロになるわけではありません。

もし不安を感じる場合は、違う地域への転職や異なる職種への転職を考えるのも良い選択かもしれません。
 

上司・同僚から直接連絡が来る可能性がある

介護士としての退職を決断する際、多くの人が退職代行サービスを利用することが増えています。その際、仕事場の上司や同僚からの直接的な連絡が増えることがあります。
これは退職を止めるためのものである可能性が高いです。

職場の同僚と個人的なSNSの交換があった場合、そちらからも連絡が来ることが想定されます。

ただし、こんな連絡を受けても無視して問題ありませんし、対応する義務もありません。

実際、優良な退職代行業者を選べば、そういった職場からの連絡に適切に対処してくれます。退職代行業者がきちんと対応してくれるので、安心して退職手続きを進めることができます。

上記では、介護士が退職代行を利用して辞める際のデメリットについて詳しく解説いたしました。

 

まとめ


介護士の仕事は負担も大きく、多くの方々が労働環境の厳しさや人間関係の複雑さにより、職を変えようかと考えることも少なくありません。実際、介護の現場は大切な役割を持ちつつも、その責任とプレッシャーは給料に見合わないと感じることも多いでしょう。

そんな状況下、人手不足から強く仕事に留まるよう引き留められることもあるかと思われます。ご自身での退職の意思を伝えるのが難しい場面も考えられます。

そんな時に退職代行サービスが役立ちます。私たち退職代行ローキは、お仕事の場への直接の連絡や出社なしで、安心して退職手続きを進めるお手伝いをいたします。未払いの残業代や退職金、有給休暇の消化など、複雑な交渉も私たち退職代行ローキがサポートします。

介護士は社会の中でとても重要な役割を担っています。

今の職場環境が合わないと感じる方も、介護の仕事そのものに誇りを持ちつづけてください。そして、その誇りを持ちながら次のステップを踏み出す勇気を持ってください。

私たち退職代行ローキが、あなたの新しい一歩を全力でサポートいたします。
 
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退職代行コラム編集者

コラム編集者

労働基準調査組合執行委員長
徳野 雄一

私自身、離職率が非常に高い同族経営の会社に11年勤務し役職者でした。
私の目の届かないところで普段から自身の部下に経営陣からハラスメントが横行しており、育ては部下が退職する繰り返しの会社でした。

入社して11年目に私宛の部下の辞表に経営陣からの酷いパワハラとも取れる内容が赤裸々に綴られており、今までその事に気づかなかった自分に腹が立ちそして、会社の将来を見据え、その事を経営陣に指摘した途端に私は懲戒解雇を言い渡されました。
その後、懲戒解雇の事を調べ上げ簡単には認められない事を知り、会社側に撤回させ自主退職し今に至ります。

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