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退職代行で歯科衛生士を辞めることは出来ますか?

  • 2023.08.23
  • 2023.08.23
退職代行で歯科衛生士を辞めることは出来ますか?

退職豆知識

歯科衛生士でも退職代行を利用して退職することは法的にも問題ない

退職代行を利用することで人間関係が原因で退職する歯科医院とのやり取りを任せることが可能

退職代行を利用することで人手不足による引き留めを回避して退職することが可能

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当組合にご相談いただく方の中で、歯科衛生士の方から退職のご相談をいただくことが頻繁にございます。

大変な思いをして歯科衛生士になったにもかかわらず、院長の方針や他のスタッフとの人間関係、仕事内容などに不満を持っている方も多いのではないでしょうか。

当組合にも歯科衛生士の方からの退職のサポートについて日々ご相談をいただくことが多く、ご相談いただく内容のほとんどが人間関係の悩みによるものとなります。ワンマンな経営者の院長の下では、歯科衛生士として貴方の思うように働くことが出来ないのであれば退職したいと思うのも無理はないかと思います。

歯科衛生士として働かれている方で、退職を検討されている方は是非この記事をご参考にしていただければと存じます。

本記事を読んでいただくことで、歯科衛生士としての職場での悩みやその解決策についてのヒントを得ることが可能です。

また、現在の勤務先を円満に退職するためのアドバイスもご紹介します。日本全国には数多くの歯科医院があり、新卒の歯科衛生士であっても再就職の道は広がっています。勇気を持って、新しいステージへの第一歩を踏み出してください。

以下では歯科衛生士を辞めたいと思う主な理由について説明させていただきたいと思います。

それではみていきましょう。

 

歯科衛生士を辞めたいと思う主な理由


当組合にご相談をいただく方の中で、歯科衛生士の方からのご相談は頻繁にございます。それでは、なぜ歯科衛生士の方の離職率が高くなっているのでしょうか。

歯科衛生士の仕事におけるストレスの原点は多岐にわたります。多くの場合、ワンマンな経営を取る院長との価値観のずれや、長年の経験を持つ歯科助手との間の人間関係が主な原因となっています。
また、歯科衛生士の専門的な職務が十分に認識されず、日常的な業務の中心が雑務となることや、職場環境の待遇面での不満、さらには衛生管理が不十分であると感じる場面も、歯科衛生士の不満を増大させる要因となっています。

下記では、その理由について詳しく解説させていただきたいと思います。
 

職場の人間関係が辛い

歯科医院の中では、人間関係のトラブルから多くの歯科衛生士が退職を考えることになる要因となっています。

歯科医院は大部分が小さな規模であり、そのためスタッフ間の人間関係が密接すぎることが、対人関係の問題を複雑化させています。例えば、知識や経験を持つベテランの歯科助手と新卒の歯科衛生士との間には、プロフェッショナルとしてのプライドから生じる摩擦が珍しくありません。

歯科衛生士は高度な専門性を持つ職種であり、それを背景に歯科助手を軽視する態度をとることがあります。一方、歯科助手は自らの経験と知識を武器に対立する姿勢を取ることがあります。
このような職場環境は、特に新卒の歯科衛生士にとっては厳しいものとなり、多くが退職を考える理由となっています。

しかし、そうした難しい状況の中でも、我々退職代行業者の支援を通じて、円滑に職場を退職するサポートを行っています。
 

院長との方針の相違

歯科医院には、患者やスタッフの扱いが不適切な院長が存在しています。主な理由として、多くの歯科医院が小さな組織で、院長がワンマンで経営していることが挙げられます。

院長の日常の感情や気分に左右されて、歯科衛生士を叱ることがある一方、経費を抑える名目で必要な道具の交換や快適な環境作りを疎かにすることも少なくありません。

このような院内の環境に馴染めず、仕事を辞めたくなる歯科衛生士も多いと言えるでしょう。
 

待遇と福利厚生への不満

歯科衛生士の待遇や福利厚生に対する不満は少なくない現実があります。特に小規模な歯科医院の中には、福利厚生が十分でない場所が存在します。
これには、社会保険の非加入、有給休暇が取りにくい状況、産休や育休制度の欠如、常態化した残業、そして給料に含まれる形でのみなし残業代があるといった問題点が挙げられます。

これらの状況が重なると、結婚や出産、さらには子育てをしつつキャリアを継続することが困難になり、結果として多くの歯科衛生士が離職を選択してしまいます。
 

仕事内容への不服

教育の取り組みが未熟な歯科医院では、新しい歯科衛生士に専門の業務よりも日常的な雑用が多く割り当てられることがあります。
特に近年の新型コロナウイルスの影響で、新卒の歯科衛生士の専門業務への参加が遅れ、代わりに消毒、掃除、受付などの一般的な作業を任されることが増えておりました。
新卒は、多忙な先輩からアドバイスや指導を求めるのが難しい場面も多く、その結果、専門職としてのスキルや経験を十分に活かせずにいる現状が生まれています。

資格を努力して取得したにも関わらず、専門的な業務での活躍の機会が得られないことは、新卒の歯科衛生士の間での不満や離職を考える要因ともなっています。
 


杜撰な衛生管理

歯科衛生士の職における衛生管理は非常に重要な要素の一つです。多くの歯科衛生士は、その専門学校時代に、厳格な衛生管理についての教育を受けてきました。
そのため、実際の職場でその基準が守られていないことを見ると、不満や違和感を覚えるのも当然でしょう。

特に近年では新型コロナウイルスの影響を受けて、衛生管理への関心が一層高まっています。その中で、一部の歯科医院では、消毒や手袋の取り扱いに不備が見られる場合があります。

このような状況に直面すると、専門学校での厳しい教育と実際の現場のギャップに失望し、その職を辞める歯科衛生士もいるのです。


上記では、歯科衛生士の方が退職される理由について詳しく解説いたしました。

では実際に退職をするにあたってご自身で退職を伝えるのか退職代行を利用するのか、どちらが良いのか悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。 

それでは、下記のような場合は退職代行を利用して退職された方がよいと思われる歯科衛生士の特徴について詳しく説明させていただきますので、ご参考にしてみてください。 

それではみていきましょう。 

 

退職時に退職代行を利用した方がよい歯科衛生士の特徴


歯科衛生士の職場において、人材が不足していたり頻繁に残業がある状態はよくあるようです。

そんな中で退職を考えると、同僚に与える影響を気にされる方もいらっしゃることでしょう。しかし、大切なのは自分の心身の健康を優先させ、退職は労働者の正当な権利であるという事実を理解することです。

退職の際には、専門家が提供する退職代行サービスが大きなサポートとなります。退職時の複雑な手続きや退職の申し出が困難な場合でも退職代行業者が円滑に進めてくれます。
特に、退職に関する手続きが煩雑であったり、上司や同僚とのコミュニケーションに悩む時には、これらのサービスの存在は非常に価値があります。

健康と幸福を追求する選択は、個人の利益だけでなく、長期的には職場の質を維持・向上させる助けとなります。退職代行のサポートを活用し、より良い職場環境のための一歩を踏み出すことが、時には必要となるのです。

それでは下記で特徴をみていきましょう。 
 

長時間労働、残業などのブラックな歯科医院勤務である 

歯科衛生士の職場環境は、一部歯科医院ではとても厳しいことがございます。特定の歯科医院、いわゆる「ブラック企業」のような場所では、休みが取れない、給与が不適切、残業代が支払われない、または職場での過度なプレッシャーなど、さまざまな問題が存在することがあります。
こうした状況下で、自らの退職をスムーズに実現するのは難しいこともございます。

そこで退職代行業者が役立ちます。私たち退職代行業者は皆様の権利を全力で守り、法的知識を活用して、退職の手続きを円滑に進めます。

一人ひとりの退職は、人生の大きな節目かと思います。そのため、確実なサポートを受けることが大切です。退職代行を使用して安心して次のステップに進んでください。
 
ブラック企業で退職が出来るか不安に思われている方は下記の記事をご参考ください。 

 
参考:退職代行を使ってブラック企業を辞めれる?|労働基準調査組合 (rouki.help)

 

強引に引き留められる可能性がある 

歯科衛生士の業界では、人手不足が大きな課題となっています。そのため、多くの歯科医院は、歯科衛生士の確保に必死となっている状況です。
しかし、そのため、歯科衛生士が転職や退職する際に強い引き留めに直面することがよくあります。

退職の意志を伝えたにも関わらず、終わることのない引き留めに悩むことが多く、そこから退職を進めるのが難しくなることもしばしばです。このような状態で困っている歯科衛生士の方々に、私たち退職代行のサービスは役立つでしょう。

特に、退職を考える際の損害賠償や懲戒解雇のリスクを懸念する方へ、私たち退職代行ローキは追加費用無しで弁護士対応も可能となっておりますので適切なアドバイスやサポートを提供させていただくことが可能でございます。

更なる詳細や具体的な手法については、下記の記事を参考にしていただければと思います。


参考:退職すると人員不足で業務が回らないのですが責任を取らなければいけませんか?|労働基準調査組合 (rouki.help)

 
参考:退職代行を利用して損害賠償請求⁈|労働基準調査組合 (rouki.help)

 
参考:退職代行を利用しても懲戒解雇にならないの?|労働基準調査組合 (rouki.help)
 
 

上司や院長が高圧的で怖い 

歯科衛生士は市民病院などの大きい病院ではなく、街にある小規模な歯科医院で働くことがほとんどです。
医院内のスタッフ数も少なく閉鎖的な環境にもなるため、人間関係も複雑化しやすい部分があります。

そのため、院長のパワハラや先輩スタッフのいじめや嫌がらせなどが外部に露見しにくく、辞めたいと思っていてもなかなか言い出せない環境になっていることも多いです。

退職代行業者を利用することにより、歯科医院の院長や上司と直接連絡を取ることも出社することもなく退職することが可能となります。

 

有給休暇の消化を希望している 

人手不足の現状で有給休暇を取ることへの躊躇があるかもしれませんが、有給休暇は勤務先からの特別な取り計らいなどではなく、労働者としての権利です。
従って、この権利を正当に行使することに迷う必要は全くありません。有給休暇は取得が出来て当然の権利でございます。

たとえ「この医院では有給休暇を取得することは出来ない」と言われたとしても、法的にそのようなことは許されていません。どのような職場であっても、労働者の権利を無視することはできないのです。
 
退職時の有給休暇の取得について不安に思われている方は下記の記事をご参考ください。 

 
参考:退職代行を使って退職する際も有給消化できるのか?|労働基準調査組合 (rouki.help)

 

未払い残業代や退職金請求を行いたい 

歯科衛生士として働かれていて一部の歯科医院では残業代の支払いが適切に行われないケースがございます。

1日の勤務時間が8時間を超えた部分の時間に関しては、時間外勤務として扱われるべきです。この8時間を超過した時間に対する賃金は通常、「時給 × 残業時間 × 1.25(以上)」という方法で算出されます。

退職の過程の中で、多くの方は残業代の請求について不安や迷いを抱えられていらっしゃることが多いかと思われます。勤務先とトラブルを起こすことなくスムーズに退職したいという気持ちから残業代の請求を躊躇されている方もいらっしゃることかと思います。

しかし、貴方が実際に勤務した結果として得るべき残業代や退職金は労働者の正当な権利です。

ただし、退職金については具体的な法的義務は存在しないため、それぞれの歯科医院の就業規則や退職金規定を確認することが大切です。

そして、もし退職金の受給資格に該当されている場合は退職代行業者を利用して、専門家のサポートを受けられることを検討されてみてはいかがでしょうか。
 
また、未払い残業代についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご参考ください。 

 
参考:退職代行を使って残業代は請求できますか?|労働基準調査組合 (rouki.help)


ここでは、退職代行を利用して退職した方が良いと思われる歯科衛生士の特徴について詳しく解説いたしました。 

それでは、実際に歯科衛生士でも退職代行を利用して退職することは法的にも問題がなく可能なのでしょうか。 
 
下記で詳しく説明させていただきます。 

それではみていきましょう。

 

歯科衛生士でも退職代行を利用して退職することは法的に可能


歯科衛生士の方も、もちろん退職代行サービスのご利用が法的に可能です。

日本の法律は、すべての労働者が自分の意志で仕事をやめることができる権利をしっかりと守っております。民法627条には、無期雇用契約で雇用期間に定めがない場合、労働者は2週間前の通知をもって、退職できると記載されています。

一方、期間を持つ契約社員の方々は、契約中に退職を求められる場合には特別な事情が求められます。例えば、精神的な不調を引き起こすような状況は、そのやむを得ない事由に該当いたします。

具体的な詳細や手続きについては、以下のリンク先の情報を元に、より深く知ることができます。


参考:本当にすぐにトラブルなく退職できますか?|労働基準調査組合 (rouki.help)


一部の歯科医院では、特別な退職規定が設けられていることがあります。
例として、半年前の通知が必要だったり、後任を自ら探し出す必要があるといった条件が挙げられます。これらの条件が、歯科衛生士の皆さんの退職を考える上での不安の原因となっているのも理解しています。

そんな複雑な状況の中でも、退職代行サービスを適切に使用すれば、困難な退職手続きも円滑に進めることができます。日本の法律では、どの職種においても、勤務先を選択する自由と、その勤務先を離れる権利はしっかりと保護されています。
そして、皆さんが気になる点として、歯科衛生士の資格が失われることは一切ございません。私たちは専門家として、このような情報を正確に伝え、退職を検討している皆さんのサポートをしたいと考えています。

私たち退職代行業者は、上記のような歯科衛生士特有の複雑な状況や悩みをしっかりと理解し、安心して退職を進められるようサポートします。そして、退職される際の注意点や必要な手続きについても、きちんとアドバイスさせていただきます。

皆様が安心して次のステップを踏み出せるよう、退職代行ローキはサポートしています。

それでは、退職代行を利用して歯科衛生士を辞める際に注意すべきポイントについて下記で説明させていただきます。 

 

退職代行を利用して歯科衛生士を辞める際に注意すべきポイント


退職代行を利用して退職をすることが決まったら、具体的な退職の手続きについて考える必要がございます。円満退職が理想ではございますが、そのためにはどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

以下では、歯科衛生士がトラブルなく退職するために注意すべきポイントについて説明させていただきたいと思います。

それではみていきましょう。
 

バックレは絶対にしてはいけない

退職を考える際、正しい手続きを踏んで退職をしなければ大きなリスクが生じることがございます。例えば、適切な手続きを踏まずに突然無断で仕事を辞めると、懲戒解雇という厳しい措置を受けるリスクがございます。
これは、社内規則やルール違反をした労働者に対してのペナルティ的な解雇となり、後の転職活動で履歴書にその事実を書く必要が生じることもあります。
また、医院の業務に大きな支障をきたすような行為をした場合、損害賠償を求められることも考えられます。

特に、歯科衛生士のように人手不足が続く場合は、一人の退職者が業務に大きな影響を及ぼす場合が多いです。したがって、退職の意向が固まったら、速やかにそれを上司や担当者に伝えることが重要です。

退職をスムーズに進めるため、そしてあなた自身の権利を守るためにも、私たちのような退職代行業者がサポート致します。安心して、正しい手続きを踏んでの退職を目指しましょう。
 

引継ぎメモを作成しておく 

退職代行を利用して歯科衛生士をスムーズに退職するにあたり、最低限の引継ぎは行った方が良いでしょう。 
後任の人が困らないように、あなたが担当していた仕事や任務の詳細を整理し、明確に伝えることが重要です。
 
あなたが退職を考えるときには、できる限りきちんとした準備を行って残された仕事を全うすることが大切です。これにより、後任の人がスムーズに業務を引き継ぐことができ、組織全体が円滑に運営されます。 
 
以上のことから、きちんとした引き継ぎは出来る限り行っていただく方がよいでしょう。ただし歯科医院へ出社したり、歯科医院と直接連絡を取って引継ぎを行う必要はございません。 

退職代行業者を仲介して引継ぎメモを歯科医院へ渡してもらうよう代行業者へ伝えましょう。  

また、前述でも述べましたが、退職したからと言って歯科衛生士の資格が失効することはございません。 


上記では退職代行を利用して歯科衛生士を退職する際に気を付けるべきポイントについて詳しく説明いたしました。

それでは、歯科衛生士が退職代行を利用して退職することのメリットはどのようになっているのでしょうか。気にされている方もいらっしゃるかと思います。

下記で詳しく説明させていただきます。 

それではみていきましょう。 

 

歯科衛生士が退職代行を利用して辞めるメリット


退職代行を利用して辞めることによるメリットは以下のことが考えられます。
 

退職代行業者から歯科医院への連絡後に出社の必要がなくなる

退職代行サービスは、代行業者から歯科医院へ退職の連絡後すぐに対応してくれるため、直接医院と連絡を取ることや出社する必要はございません。
そのため、精神的に辛く明日からどうしても医院に行きたくないであったり、退職を申し出てから同じ職場空間で仕事をしたくないといった悩みを簡単に解決してくれます。

まず退職代行業者に連絡、相談、依頼をして退職をしたい意志を伝えると基本的にはすぐに退職代行業者から会社に対して連絡してくれる場合が多いかと思います。

退職日につきましては、医院側と交渉・相談した上で決めるということもありますが有給休暇を消化もしくは精神的な体調不良による欠勤での対応となりますので、退職代行業者からの退職通知後は結果として一度も出社することなく退職に至るということになります。
 

激しい引き留め、陰口等のストレスを感じることがない

退職を院長や上司に伝えるにあたって、一番気が重くなるであろう理由は執拗な引き留めが多いかと思われます。
退職の意思を伝えた後に、逆上して激高をしてくる可能性もございます。

そのような精神的に苦痛な時間に耐えることが出来ず、結果的に退職を言い出せないや退職を伝えても言いくるめられてしまい、反論することが出来ずに丸め込まれてしまったなどの事態に陥る可能性がございます。
辞めたいのに辞めることが出来ないという苦しい状況になってしまいます。

また医院から退職の合意をもらえたとしても、同僚や上司が貴方の退職を良く思わずに態度を豹変させる等の嫌がらせを行ってくる可能性もございます。
退職が決まったとしても、陰口や嫌がらせに耐えながら出社することは苦痛でしようがないかと思われます。

しかし、そういった問題も退職代行業者を利用することで解決することが可能です。
 

有給休暇を使える

本来、有給休暇を取得することは労働者の当然の権利として保証されるべきことです。
しかし、歯科医院によっては忙しさや人手不足による他のスタッフへの配慮等を理由に有給休暇の取得を認めてもらえないケースもございます。

不当ではありますが、まだ当たり前かのようにこのような嫌がらせ行為が行われているという現状がございます。しかし、退職代行を利用することにより、代行業者が間に入るため歯科医院側も不当な行為を行うことが出来ずに、結果として退職者に有給休暇を取得させざるを得ないことになります。

上記では歯科衛生士が退職代行を利用して辞めるメリットについて詳しく解説いたしました。

では退職代行を利用することによるデメリットはないのでしょうか。不安に思われている方もいらっしゃるかと思います。

以下では歯科衛生士が退職代行を利用することによるデメリットについて説明させていただきたいと思います。

それではみていきましょう。

 

歯科衛生士が退職代行を利用して辞めるデメリット


歯科衛生士が退職代行を利用して辞める際のデメリットについて詳しく説明いたします。
 

退職代行の依頼費用がかかる

ご自身で退職を伝えるのは当然費用は発生いたしませんが、退職代行のサービスを利用する場合には、料金が発生いたします。

この退職代行とは、具体的にどのようなもので、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。それぞれの特徴と料金相場は以下のようになります。

まず、退職代行の業者は大きく3つに分けられます。それは、弁護士事務所、労働組合、そして民間企業です。

弁護士事務所が手掛ける代行サービスは、その法的知識と経験を活かした確かなサポートが魅力です。しかし、それに伴い、料金がやや高めになることもある点は覚悟が必要です。
さらに、有給の消化や残業代、退職金の請求など特定のサービスに対しては、成功時の報酬が追加されることもございます。料金の詳細は必ず事前に確認しておくことをおすすめします。
大まかな料金の相場は、5万円から7万円の範囲です。

次に、労働組合が提供するサービスは、一般的には3万円前後で利用できるのが特徴です。
団結権や団体交渉権を背景に、企業との幅広い交渉が行えます。ただし、法的な問題への対応は難しい点を理解しておきましょう。
このサービスの料金相場は、おおよそ2.2万円から3万円です。

そして最後に、民間企業による退職代行。一部には弁護士の監修を受けているとの記載のある業者もありますが、その中でも料金は抑えられている傾向にあります。
しかし、その代わりに会社との交渉や法的問題に対する対応は期待できません。
このタイプの代行サービスの料金は、だいたい2万円から3万円となっています。

以上の情報をもとに、ご自身の状況やニーズに最も合った退職代行業者を選んでください。
 

損害賠償請求などのトラブルが起こる可能性がある

一般的に、退職代行サービスを活用した歯科衛生士が損害賠償を求められる事例は非常にまれです。

ここで、民法415条について少し触れさせていただきます。
この法律の条文によれば、従業員が仕事を辞めることで会社に大きな損害を与えた場合、損害賠償の請求が認められる場合があるとされています。例えば、突然の退職により歯科医院に深刻な人手不足が発生し、それによって医院が大きな損害を受けたとされる場合、理屈としてはこの規定に照らして歯科衛生士への賠償請求が考えられます。


参照:民法415条(e-Gov法令検索)


ですが、重要なポイントが一つございます。この法律は歯科医院側にも一定の責任を問う内容となっており、歯科衛生士一人の退職だけが損害の原因であるとするのは困難です。
事実、退職した歯科衛生士に対して損害賠償を求めるケースは、実際の現場ではほとんど見られません。しかし、経営者の気質によっては実際に損害賠償請求を起こされることもございます。

ただ、退職代行ローキでは弁護士対応も可能であるため、万が一損害賠償請求を起こされたとしても、弁護士保障プランに加入していただくことにより追加料金なしで損害賠償請求などの法的なトラブルに弁護士が対応させていただきます。

ご安心くださいませ。
 

同じエリアの歯科医院に転職しづらくなるケースがある

退職代行サービスを利用して歯科衛生士を辞めた場合、狭い業界ですので同一地域での転職においてこの事実が他の歯科医院に知られることを懸念される方も少なくありません。
実際、歯科衛生士や歯科助手同士の情報共有により、詳細が伝わってしまうリスクは無視できません。

しかし、焦る必要はありません。適切な退職代行業者を選べば、情報が漏れるリスクは低くなります。
信頼できる業者は、歯科衛生士の情報を守るため、細心の注意を払って対応します。
もちろん情報を故意に漏らす行為は違法ですし施設にとっても大きな問題となるため、多くの場合、情報保護は徹底されています。

だからといって、全てのリスクがゼロになるわけではありません。もし不安を感じる場合は、違う地域への転職や異なる職種への転職を考えるのも良い選択かもしれません。
 

上司・同僚から直接連絡が来る可能性がある

歯科衛生士としての退職を決断する際、退職代行サービスを利用される方が増えています。その際、職場の上司や同僚からの直接的な連絡が増えることがあります。これは退職を止めるためのものである可能性が高いです。

職場の同僚と個人的なSNSの交換があった場合、そちらからも連絡が来ることが想定されます。

ただし、そのような連絡を受けても無視していただいて問題ありませんし、対応する義務もありません。

実際、優良な退職代行業者を選べば、そういった職場からの連絡に適切に対処してくれます。退職代行業者がきちんと対応してくれるので、安心して退職手続きを進めることができます。

上記では、歯科衛生士が退職代行を利用して辞める際のデメリットについて詳しく解説いたしました。

 

まとめ


多くの歯科衛生士は、小規模の歯科医院での勤務が主となっています。
これにより、限られたスタッフの中での緊密な人間関係や人手不足に起因する労働の厳しさを経験する方も少なくありません。特に医院の環境が閉鎖的であるため、人間関係のトラブルやその影響が強くなりがちです。

このような背景から、労働環境の厳しさが報酬に比例していないと感じ、心と体が疲弊してしまう歯科衛生士も多くいらっしゃいます。

現在の働き方や環境に疑問を感じる中、上司や職場からの強い引き留めや圧力を恐れ、自身で退職の意向を伝えるのが難しい場合、退職代行のサービスを利用する選択肢もあります。
このサービスを活用することで、退職意向を伝える際の心労や、それに続く手続きの面倒さを業者が代わりに対応してくれるのです。業者が代わりに連絡することで、働き手はすぐに職場との直接の関係を解消することができます。

さらに、退職代行サービスは、有給の取得や未払い残業代、退職金、賞与の請求など、個人が一人で行うのは難しいような交渉もサポートしてくれます。そのため、安心して次のステップに進むことができます。

歯科衛生士としての専門性や働きがいを大切にし、現状の問題を乗り越える新しい道を選ぶことは、自分の未来をより良くする第一歩です。

退職代行ローキとしては、その選択と行動を全力でサポートさせていただきます。
 
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退職代行コラム編集者

労働基準調査組合執行委員長
後藤 星未

「医療関係の職場に長年勤務していました。その職場では、様々なハラスメントが横行しており、経営者をはじめ役職者も従業員に心ない言葉を浴びせ、非常に離職率が高く、入社直後に退職してしまう、まさに典型的なブラック企業でした。

私は新人研修や教育を任されていましたが、せっかく育てた新人は経営者や上司からのハラスメントを受けて心を病み、退職を繰り返す状況が続きました。

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