退職代行サービスにおける「委任状」の意味と安心して退職するために知っておきたいこと
- 2025.04.18
- 2025.04.18

退職豆知識
退職代行では委任状が法的裏付けとなり勤務先との交渉もスムーズに。
組合加入型の合同労働組合運営は団体交渉権を正当に行使できる。
労働組合運営の退職代行は心身の負担なく次の一歩を踏み出せる。
1. 退職代行における委任状の意味と法的根拠
2. 委任状がない退職代行に起きやすいトラブル(民間業者・労働組合提携業者の課題)
3. 退職代行ローキが委任状と組合加入届を用意している安心感
4. 会社から電話がくる?その対策と、電話が来た場合の対処法
5. 退職代行ローキの対応の特徴(交渉可能・トラブル時の弁護士無料対応など)
6. Googleマップのクチコミから実際の相談者の声
7. 今すぐLINEで無料相談
特に、職場の人間関係がうまくいかず心身ともに疲弊している、あるいは日々残業漬けで精神的に追い詰められている。
こうした状況に陥ると、もう自分一人ではどうすることもできないと感じてしまいます。
そのとき、「退職代行」という言葉を耳にし、「自分の代わりに退職手続きをしてくれるならありがたい」と思われる方が多いでしょう。
一方で、「退職代行を利用すると会社からしつこい電話がかかってくるんじゃないか」「そもそも退職代行は違法にならないの?」といった不安の声もよく耳にします。
実際、退職代行サービスは急速に注目を集めている一方で、業者の質や法的な位置づけに関して混乱があるのも事実です。
本記事では、退職代行を利用するにあたり知っておくべき「委任状」の重要性に焦点を当てます。
さらに、民間業者や「労働組合と提携している」とうたう業者の抱える問題点も踏まえ、なぜ当組合が運営する「退職代行ローキ」では正式に委任状と組合加入届を取り交わしているのかを解説します。
心身ともに消耗してしまった方にも読みやすいよう、フォーマルかつ親しみやすい文体を意識しました。
退職を考える全ての方が、安心して次の一歩を踏み出すための情報をぜひお役立てください。
退職代行における委任状の意味と法的根拠

まず「委任状」とは、ある行為について本人が第三者に権限を与えることを正式に示す書面のことです。
退職手続きは本来、労働者本人が会社に退職の意思を伝えることで完了します。
それが委任状です。
法的に見ても、代理での退職意思表示を会社に認めてもらうためには、本人からしっかりと権限が付与されている事実が重要です。
たとえば「委任状がなくても口頭で委任を受けたと言えばいい」と考える方もいますが、会社側が「本当に本人が頼んだのか分からない」「勝手に手続きをしているのでは?」と疑い、話し合いに応じなかったり、そもそも退職を承認しなかったりするケースは決して少なくありません。
そうなると「退職したいのに会社が無視してくる」「無断欠勤扱いにされてしまった」というようなトラブルを招きます。
だからこそ、退職代行を利用する際には正式な委任状を作成することが不可欠です。
委任状には、あなたの氏名と住所、そして退職代行サービスの事業者名などを明記し、「退職手続き一切を任せます」といった主旨の文言を記して捺印するのが一般的です。
これによって会社側が「なるほど、正式に依頼を受けたのだ」と認識でき、スムーズな退職手続きにつながります。
退職は人生の重要な節目であるだけに、ここを曖昧にせず法律的な裏付けをとっておくことが、後々の不安を取り除く一番の近道です。
委任状がない退職代行に起きやすいトラブル(民間業者・労働組合提携業者の課題)
一方、昨今急増している退職代行サービスの中には、正式な委任状を取り交わしていないにもかかわらず「あなたの代わりに会社とやりとりします」と請け負う民間業者や、表面的に「労働組合と提携」をうたっているだけの業者が見受けられます。
こうしたサービスを利用した場合、以下のようなトラブルが起きやすいのです。
まず、そもそも代理権限がはっきり示されていないと、会社から「その業者に本人の代理権はない」と突き返されるケースがあります。
会社側から本人に直接電話がかかってきて「本当に退職するのか?」「そもそもお前が依頼したのか?」と問い詰められ、精神的に追い詰められてしまうこともあるでしょう。
実際、退職代行業者が電話一本で「退職するので明日から出社しません」と連絡しても、本人の署名入り委任状が存在しないと「いやいや、まずは本人に確認したい」と言われ、結果的に何も解決しないまま放置される展開が少なくありません。
また、労働組合をうたう退職代行サービスであっても、実際には株式会社が運営していて、形式的にどこかの組合と名ばかりの提携を結んでいるだけという例も多数あります。
このような形態では、会社と対等に交渉するための「団体交渉権」が本来備わっていないため、実際には交渉権を行使できません。
さらに、民間業者がお金を受け取りつつ組合が交渉する形になると、「非弁行為」(弁護士法違反)とみなされるリスクも指摘されています。
参考:非弁行為とは - 東京弁護士会
退職は人生の大きな岐路となる出来事です。
本来なら、どのような退職代行サービスを利用してもスムーズに手続きが進むのが理想ですが、残念ながら実態として業者による質の差は大きいのが現状です。
委任状がないまま「うちに任せれば即退職できます」と宣伝するサービスに惹かれ、「とにかく早く辞めたい」と急ぐあまり依頼してしまうと、かえって会社側とのトラブルが深刻化することにもなりかねません。
退職代行ローキが委任状と組合加入届を用意している安心感
こうした背景のもと、私たち「退職代行ローキ」では、皆様に安心してご利用いただくための2つの柱を大切にしています。
①委任状の確実な取り交わし
私たちはご依頼を受けた際、依頼者の方がお申し込みの際に送信されるヒアリングシートを記載することで正式な書式で委任状が自動発行され、会社に電話通知と同時にメールもしくはファックスにて委任状を送ります。
依頼者の手をわずらわせることなく委任状が完成します。
これによって、会社側に「当組合は正当に代理権を付与されています」という事実を明確に示し、退職の意思表示を公式なものとして伝えることができます。
②組合加入届の発行
退職代行ローキを運営するのは、民間の株式会社ではなく、労働組合本体である「労働基準調査組合」です。
依頼の際には、一時的に組合員として加入していただきます。
加入手続きといっても複雑なことはなく、委任状と同じく依頼者の方がお申し込みの際に送信されるヒアリングシートを記載することで正式な書式で組合加入届が自動発行され、会社に電話通知と同時にメールもしくはファックスにて組合加入届も委任状と共に送ります。
依頼者の手をわずらわせることなく組合加入届が完成します。
これにより、会社とのやり取りでは「組合と所属組合員」という関係で、法律が認める団体交渉権をしっかり行使できるのです。
さらに、私たちは会社に対し「退職通知書」を書面で提出します。
電話だけでなく書面で提出することにより、やり取りの証拠を明確に残し、会社側が「聞いていない」「知らない」という言い逃れをしづらくします。
委任状と組合加入届があることで、会社側も「本人の意思は確かだな」と理解し、話し合いがスムーズに進むというわけです。
特に精神的に追い詰められている方にとって、面倒なやり取りをすべて任せられるのは大きな安心材料と言えるでしょう。
会社から電話がくる?その対策と、電話が来た場合の対処法
「退職代行を利用したら、会社からしつこく電話が来るのでは……」と不安を抱える方は多いです。
実際、退職の意思を伝えても会社が諦めず本人へ直接連絡を試みるケースはあります。
けれどもご安心ください。
これは電話だけでなく、メールや手紙、親族への連絡にも及びます。
それでもなお会社が本人へ電話をかけてきた場合、無理に出る必要はありません。
特に退職の交渉はすべて当組合が行うと伝えている以上、本人が直接対応すると話が混乱する恐れすらあります。
精神的に疲弊しているときこそ、無理に応じず、プロに任せるのが一番の方法です。
ごく稀に非常識な企業が強引に連絡を続ける場合には、当組合が警告し、弁護士対応に切り替えるといった策を講じますので、どうぞ安心してお任せください。
退職代行ローキの対応の特徴(交渉可能・トラブル時の弁護士無料対応など)
退職代行ローキが信頼されている理由の一つとして、交渉力があります。
ところがローキは、実際に労働組合本体が運営しているので、会社との団体交渉が可能です。
これにより、有給休暇の消化交渉や残業代の請求などにも応じられます。
さらに、法的トラブルに備えた弁護士サポート体制も整えています。
「退職することで会社から損害賠償を請求されたらどうしよう」「懲戒解雇を言い渡されたら再就職に不利にならないか」こうした不安も少なくありません。
ローキでは会社が強硬な態度をとった際、弁護士が直接対応にあたる仕組みを用意しています。
まさに、“最後の砦”としての安心を提供しているわけです。
加えて、ローキは退職日が決まった後もアフターフォローを徹底しています。
退職書類(離職票や源泉徴収票など)が届かない、給与の未払いがあるといった問題が生じた場合でも、期限を設けず何度でも会社に督促や交渉を実施します。
私たちは「退職できたら終わり」ではなく、「問題なく新しい生活を始められるまでがサポートの範囲」と考えています。
そうした姿勢が、多くの利用者から評価されている理由の一つです。
まずは無料相談!
Googleマップのクチコミから実際の相談者の声
ここで、実際にローキをご利用いただいた方々の感想をいくつかご紹介します。
Googleマップ上に寄せられた口コミには、「深夜に相談したのにすぐ返信があり、不安な気持ちが一気に軽くなった」「会社から強く引き止められるかと思っていたが、当組合の対応がスピーディーで会社側もすんなり退職を認めてくれた」という声が多数並んでいます。
口コミはこちらから
ある20代女性の方は、上司からのパワハラに苦しんでいたものの、気弱で退職を切り出せない状態でした。
意を決してローキに連絡を入れたところ、丁寧なカウンセリングの後、即日会社に連絡してくれたそうです。
「驚くほど早く退職が決まり、家族にも迷惑をかけずに済んだ。連日うなされていた悪夢から解放されて本当に感謝している」
という感想をいただきました。
退職書類の受け取りについても最後までフォローがあり、一度も会社と会話せずに話が進んだとのことです。
また、30代の男性の方からは「会社とトラブルになりそうな予感があったが、ローキが組合として交渉してくれたおかげで慰留されるどころか有給消化までスムーズに承認され、びっくりした」というコメントが寄せられています。
自分で動いていたらきっと時間もかかったし、精神的にも限界を迎えていたと語っており、「一刻も早くあの職場から離れたいと思っていた自分にとって、ローキの即日対応は本当にありがたかった」とおっしゃっていました。
このように、実際の利用者からは「もっと早く頼めばよかった」「こちらの状況を細やかに配慮してくれるので本当に救われた」といった感謝の言葉が数多く寄せられています。
退職代行は決して後ろめたい手段ではなく、「切迫した状況に置かれた人が正当な権利を守りながらスムーズに退職する」ための正攻法なのだと、改めて実感できるエピソードです。
よくある質問(FAQ)
Q:退職代行サービスを利用すると、会社から損害賠償を請求されることはありますか?
A:退職そのものを理由とした損害賠償請求が認められる例は非常に稀です。
関連記事:急な退職で損害賠償請求されませんか?|労働基準調査組合
仮に会社が理不尽な請求をしてきた場合でも、ローキでは弁護士費用の負担なしで法的対処を行いますのでご安心ください。
Q:会社から私や家族に電話が来るのではないかと心配です。
A:通常、会社には「本人への直接連絡は控えるように」と厳重に伝えます。
関連記事:会社から自分、親に連絡や訪問はないですか?|労働基準調査組合
そのうえで組合や弁護士が代理対応するため、本人や家族が電話に悩まされるケースは少ないです。
万が一しつこい連絡があった場合でも、当組合にご一報いただければ、再度会社を強く注意いたします。
Q:委任状を書きたくない場合でも対応してもらえますか?
A:委任状の取り交わしがないと、企業によっては「本人の意思が確認できない」として話し合いに応じない可能性が高まります。
当組合でも正式な委任状なしの退職代行はお受けしておりませんので、基本的には不可となります。
Q:労働組合が運営している退職代行と、一般的な民間業者との最大の違いは何ですか?
A:最大の違いは団体交渉権を持つか否かです。
関連記事:退職代行の成功率は実際どうなのか?失敗を避けるための対処法や依頼先の選び方|労働基準調査組合
民間業者には代理権がなく、会社と法的な交渉ができないため「意思を伝えるだけ」で終わります。
一方で労働組合本体が運営している退職代行は、賃金や有給休暇などのテーマでも適法に交渉を行える点が非常に大きいです。
Q:退職代行の費用が心配です。追加料金などはあるのでしょうか?
A:当組合の基本プランは一律19,800円ので、トラブル対応や弁護士費用も含めて追加料金は発生しません。
関連記事:退職代行ローキはなぜ低価格?19,800円の秘密と安心ポイント|労働基準調査組合
支払い方法に関してはクレジットカード、銀行振込、後払いプランなどを用意していますので、経済的な事情がある場合でもご相談ください。
今すぐLINEで無料相談
もしあなたが「もう限界で会社に行きたくない」「退職の意思をどう伝えればいいか分からない」と感じているなら、ぜひ今すぐLINEでご相談ください。
24時間いつでもご連絡を受け付けており、経験豊富なスタッフが親身に対応いたします。
まずは無料相談!
退職の意思表示から書類の受け取り、さらには万一の法的トラブル対応まで、退職代行ローキがあなたの代わりに全面サポートいたします。
私たちが大事にしているのは、「退職を一人で抱え込まなくていい」「自分の人生を守る選択肢を、誰でも気軽に選べる」という考え方です。
委任状と組合加入届をしっかり交わすからこそ、違法性を疑われることなく会社と交渉でき、実績として多くの依頼者の方が最短即日で退職を実現しています。
会社からの連絡が不安な方も、損害賠償をちらつかされるのではと恐れている方も、一度専門家の力を借りてみませんか?
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退職代行コラム編集者
労働基準調査組合執行委員長
後藤 星未
「医療関係の職場に長年勤務していました。その職場では、様々なハラスメントが横行しており、経営者をはじめ役職者も従業員に心ない言葉を浴びせ、非常に離職率が高く、入社直後に退職してしまう、まさに典型的なブラック企業でした。
私は新人研修や教育を任されていましたが、せっかく育てた新人は経営者や上司からのハラスメントを受けて心を病み、退職を繰り返す状況が続きました。
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