会社を休む電話をするのが怖いときの対処法は?
- 2023.08.30
- 2023.08.30
退職豆知識
欠勤の連絡を電話でするのが怖い場合は、メールやLINEで伝えても問題ない
ケガや病気での休暇は、労働基準法によって保護されている権利である
無断欠勤はリスクが高い為、自身での対応が難しい場合は退職代行を利用することも検討
1. 仕事を休む電話をするのが怖い場合の対処法
2. 仕事を休む連絡を電話で行う場合の注意点
3. 仕事を休みたいと思う精神状態の際に出るサイン
4. 精神的に辛いときに仕事を休むべき理由
5. 仕事を休む電話が怖い理由
6. 会社に出社すること自体が怖い場合の対処法
7. まとめ
「人手不足のため休むなどと言うと怒鳴られる」
「以前欠勤の連絡をした際に怒られてから休みを伝えるのが憂鬱」
このように会社に電話をかけて上司に欠勤を伝えた際の、相手側の返答や反応に対して怖いと感じられて電話以外の他の手段はないかと悩まれている方もいらっしゃることでしょう。
それでは、仕事を休む電話をするのが怖い場合に電話以外で会社に休む連絡を行う方法はないのでしょうか。
気にされていらっしゃる方も多いことでしょう。
下記では仕事を休む電話をするのが怖い場合の対処法について詳しく説明させていただきたいと思います。
仕事を休む電話をするのが怖い場合の対処法
どうしても電話で欠勤連絡を行うのが怖いなら、メールやLINEで伝える
近年、欠勤や休暇の連絡方法として、電話だけでなく、メールやLINEなどのツールが用いられるようになってきました。以前は、メールでの欠勤連絡を好ましくないとする企業が多かったものの、今日ではその考え方が大きく変わっています。
メールの利点として、上司が不在の場合でも情報を伝えられること、さらに送受信の履歴や日時が残るため、後からの確認や誤解を避けることが容易になります。
このような背景から、現在ではメールやLINEでの欠勤連絡を許容している会社も増加しています。
仕事を休む際の連絡手段として、どの方法を選択するかは個人の判断になるかと思いますが、大事なのは欠勤の事実をしっかりと伝えることです。
メールを用いた通知が非常識であると感じる必要はもうありません。
会社へのメールやLINEでの連絡方法
■メール体調不良などによる欠勤連絡をメールで行う際は、始業前までに送ることが原則です。
メールの件名は一目で「欠勤すること」が分かるように作成しましょう。
■LINE
会社によっては、LINEで欠勤の連絡を伝えても問題ありません。
職場でLINEグループがあれば、一度の連絡で社内全体に休むことを伝えることができます。
■社内チャットツール
社内の連絡手段がChatworkやSlackなどのチャットツールであれば、手短に欠勤連絡ができます。
パソコンだけでなくスマートフォンでもメッセージを確認しやすく、手間や負担を最小限に抑えられます。
仕事を休む連絡を電話で行う場合の注意点
このパートでは、会社へ欠勤の連絡を電話で行う際の注意点を記載してます。所属している組織によっては、欠勤連絡は電話のみ、とのルールがあるかもしれません。
近年はメールや社内SNSでの連絡が一般的なので、参考として記載します。
もし電話連絡をする場合でも、注意点に則っての連絡であればストレスは軽減されるはずです。
可能であれば前日に、遅くても就業開始時間10分から15分前までに連絡する
緊急のケースや当日に体調不良が起きたなどではない場合は、前日までに欠勤の連絡を済ませておかれることをおすすめさせていただきます。前もって欠勤を会社が把握できるよう、事前に休みが分かっているのであれば早めに伝えておく方がより良いでしょう。
それが難しい場合は遅くとも就業時間の10分~15分前には直属の上司に連絡を行うのが適切です。
また、上司の方が不在の場合でも誰かは出勤しているかと思いますので、その方に伝言をお願いしましょう。
始業開始後ですと仕事が忙しく、連絡が取れにくくなる可能性もございますので、就業前10分~15分前に電話するのが最もよいでしょう。
業務内容や引継ぎ内容を伝える
仕事を休む際には、抱えている仕事の詳細や、営業先の情報、それに近々のスケジュール等を明確に伝えることが求められます。というのも、会社が最も心配するのは、お客様やビジネスパートナーに迷惑をかけるリスクです。
そのため、あなたの担当している顧客やプロジェクトの詳細をしっかりと共有することが必要です。
もちろん、外部の関係者だけでなく、社内の関連部署やチームにも情報を提供することで、トラブルを事前に防ぐ手助けとなります。
無断欠勤は非常にリスクが高い
無断欠勤は絶対にしないようにしましょう。適切に連絡をせずに無断欠勤をしてしまうことで、予想以上に会社への影響が大きくなることもございます。
仕事を休むときには予め確認すべきポイントがあり、この点に注意することで周囲に迷惑をかけることなく、スムーズに欠勤することが可能です。
無断欠勤を繰り返すことで懲戒解雇という大きなリスクが生じる可能性がございます。
また、そういった履歴が生涯にわたって残る可能性もあり、転職活動時に大きな障壁となることもございます。
退職代行ローキでは無断欠勤を続けてしまった方からのご相談を受けたこともあり、現状無断欠勤をされている方で一人で悩まれていらっしゃるようでしたら、当組合までご相談をくださいませ。
無断欠勤をされている方は、ご自身でのご対応が難しい場合は、上記の理由からお早目の対処をされることをおすすめさせていただきます。
連絡が完了したらしっかりと休む
仕事を休む連絡が完了したら、無理をせずにしっかりと心身を休ませることが大切です。なかには「休んでいても仕事のことが気になってしまう」と気を張ってしまう方もいるかもしれませんが、不安な状態が続くと、体は休めても気持ちが休まらなくなってしまいます。
オンオフをしっかりと切り替えるためにも、休息と睡眠をしっかり取り、音楽やアロマなどリラックスできる時間を過ごしましょう。
仕事を休みたいと思う精神状態の際に出るサイン
「今日は出勤したくない」という感情が度々頭をよぎる場合、それは職場において精神的な負担を感じている可能性が高いと言えるでしょう。精神的ストレスからくる様々な症状を正確に把握し、適切なアプローチをとることは非常に重要です。
私たち退職代行業者としては、そのような難しい状況での労働者のサポートを行っており、適切なアドバイスをもとに解決策を提案しています。
精神的な負担からくる症状として以下のような症状がございます。
■趣味への興味が失われ行動に対するモチベーションなくなる
■頭が痛い、腰や胃が痛むなど、身体的な不調
■睡眠の急増や寝つきが悪くなる、睡眠の質の低下
■食事量の増大、もしくは減少
■集中力が途切れる
■慢性的な疲労、行動や思考が緩慢になる
■自己肯定感の低下
■自分の将来を悲観する
上記の症状のうち、3つ以上に当てはまる場合には、休暇を取得したり、心療内科の受診をするなどメンタルのケアを行うことをおすすめさせていただきます。
上記のように無意識のうちにストレスを抱え込むことにより精神的な体調不良を発症してしまうリスクがあり、適応障害やうつ病となってからでは取り返しがつきません。
そのため、精神的に辛いときは会社を休むべきです。
精神的に辛いときに仕事を休むべき理由
仕事を休むことに罪悪感を持つ方や、他者の目を気にしてなかなか休めない方も少なくありません。しかし、休みを取ることは、体からの重要な警告の可能性が考えられます。特に、仕事のことを考えると自然と涙が出るや寝つきが悪くなるなどの睡眠障害等の体の不調が感じられる場合、速やかに休職を検討することが賢明です。
当組合としましては、ご自身の健康や精神の安全を最優先に適切な行動を取ることの大切さを常に強調しています。
そのような場合に会社を休むべき理由としては以下のようになります。
身体を壊してしまうリスクがある
精神的ストレスや過度なプレッシャーにさらされ続けると、私たちの身体は警告のサインを送り始めます。たとえば、不眠や頭痛、さらには消化に関する問題などがそれに当たります。これらの症状は、放置すると健康への重大なリスクとなることもございます。繰り返し体を無視した結果、従来のような仕事ができなくなることも考えられます
健康は最も大切な資産ですので、適切なケアを心がけてください。
仕事でミスやパフォーマンスが下がるリスクがある
精神的な健康が不調となると、その影響は仕事の質や生産性にも響きます。集中するのが難しくなったり、細かい注意が散漫になったり、適切な判断を下すのが困難になることがあります。このような状態で働くと、効率が低下し、結果として同僚やチームに余計な負担をかけてしまう可能性が高まります。また、疲れやストレスが積み重なると、業務上のミスや誤解を生むリスクも増え、それが結果的に仕事の品質低下やチームの目標達成の妨げに繋がることも考えられます。
当組合としても、そういった労働者の心の健康が職場環境や業務遂行にどれだけ影響を与えるかを深く理解しています。
仕事に対しての意欲低下
精神的なストレスが高まると、私たちの業務への意欲やモチベーションは著しく低下することがあります。このような状態が続くと、かつて楽しみにしていた仕事に対する興味や情熱が失われてしまうこともございます。さらに、これらの症状が一度に強く現れると、働く上での持続的な疲れや燃え尽き症候群のリスクが高まり、最悪の場合、身体の健康にも影響を及ぼす可能性がございます。
当組合としましては、このような状態になる前に適切なサポートや対応を提供することを強くおすすめします。
ここでは、精神的に辛いときは仕事を休むべき理由について詳しく説明させていただきました。
精神的に辛いときは仕事を休むべきですが、仕事に行くこと自体が怖い場合はどうすればよいのか不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
下記では、会社に出社すること自体が怖い場合の対処法について解説いたします。
それではみていきましょう。
仕事を休む電話が怖い理由
仕事を休むことに罪悪感を感じている
体調管理は、社会人としての基本的な責任の一つです。もちろん、働くことに対しての責任感や献身的な気持ちは素晴らしいものですが、それを最大限に活かすためには、時には自分の体を大切にする必要があります。
実際に、体調を崩して効率的に仕事をすることは難しく、最悪の場合、ミスを犯したり、パフォーマンスが低下するリスクもあるため、実際には逆に周りに迷惑をかけることが増えてしまいます。
さらに、無理をしてしまい長期にわたり入院が必要となれば、その影響は計り知れません。
仕事を頑張るのは大切ですが、体調不良の際には、自分の健康、そして周りのためにも、適切に休むことが重要です。
そうすることで、より一層のパフォーマンスを発揮することができるのです。
欠勤が同僚に迷惑をかけると思ってしまう
体調不良などで会社を欠勤してしまうことは、誰にでも起こり得ることです。まずは心と体をゆっくりと休めて、その後出勤した時には、自分に代わってフォローしてくれた同僚には感謝とお詫びの気持ちを述べましょう。
会社の人手不足などにより、「欠勤すると同僚に迷惑をかけてしまうのでは」と思ってしまう方もいらっしゃいますが、人手不足は会社の責任のため、過度に気にする必要はありません。
電話で欠勤を伝える際に、上司から怒られるのが怖い
私たちが退職代行業界で実際に耳にする話の中には、「休みの連絡をしたら電話で叱責された」という経験をした方たちが少なくありません。そのような出来事を経験すると、上司を恐れて、些細な体調不良でも、我慢して出勤してしまうケースが増えます。
確かに、高圧的な上司がいると、休む際の連絡が怖くなるのは理解できます。
しかし、ケガや病気での休暇は、労働基準法によって保護されている権利です。
出勤を強要されるような状況や、休むことで不当な扱いを受ける場合には、人事や関連部署に相談を行うことが重要です。
実際、出勤を無理に求める「出勤強要」は違法です。
だから、自身の状況を適切に伝えることで、自分の健康と安全を守ることができるのです。
人手不足により休みづらい
人手不足が深刻な現代の職場において、多くの方が休むことが難しく感じています。特に、ある部署や役職で重要な役割を果たしている人は、休むことに罪悪感を感じやすく、会社側からも繁忙を理由に休暇をとることをためらってしまいます。特に、長時間労働が続く管理職などの方々は、休まずに労働を続ける傾向がありますが、長続きすると体調を崩すリスクが高まります。
私たち退職代行業者としても、心身の健康は最優先だと常にアドバイスしています。適切なタイミングでの休息は、仕事の質を保ち、より良い職場環境を築く鍵となります。
上記では、仕事を休む電話が怖い理由について詳しく解説いたしました。
それでは、以下では仕事を休みたいと思う精神状態について、そのような精神状態の時には少なからず精神的な負担を感じていらっしゃるかと思われます。
ではそういった精神状態のときにどのような症状が現れるのか以下で詳しく説明させていただきたいと思います。
当てはまる症状があるか参考にしてみてください。それではみていきましょう。
会社に出社すること自体が怖い場合の対処法
休職制度の利用
仕事に行くのが怖い、出社を拒否したいと感じるほど心身が疲れていると感じたら、休職を真剣に検討することをおすすめいたします。休職中は、日常の喧騒から離れ、心と体の療養に専念することができます。
また、人生の方向性や今後のキャリアについて深く考える時間が持てるので、資格の取得や次の転職先を探すのにも最適な期間と言えます。
しかし、心の奥底にうつ病などの精神的な問題を抱えている可能性もございますので、そのような症状が疑われる場合は、医師に相談することが必要です。
仕事というものは一生続くものではなく、時には一歩退いて大きく飛躍するための準備をすることも大切です。
転職の検討
会社に行くことが怖いと感じている場合は、転職を検討してみましょう。「職場の人間関係に悩んでいる」「仕事に対して大きなプレッシャーを感じている」など、強い恐怖心を抱えたまま仕事を続けてもミスを誘発するだけでなく、心身に支障をきたしてしまう可能性があります。
「仕事に行くのが怖い」という状況を改善し、不安を解消して新たな一歩を踏み出すためにも、転職を視野に入れて早めに行動を起こすことも大切です。
退職代行の利用
仕事に行くこと自体が怖い、休む電話をかけることすら避けたくなるような気持ちになったら、退職代行という選択肢を考えるのも一つの方法です。退職代行の最大のメリットは、あなた自身が上司や会社と直接関わることなく、退職の意志を伝えることができる点でございます。
急な退職の場合や有給休暇の消化に関する要望なども、業者が代わりに行ってくれるため、安心して次のステップへと進むことが可能です。
特に多くの業者は、LINEやメールといった気軽な手段での相談にも対応しており、面と向かってのやり取りを避けたい方には有益です。
また退職することにより会社から損害賠償請求や懲戒解雇にするといった法的なトラブルに発展した場合でも対応可能です。
退職代行ローキでは弁護士対応も可能であるため、万が一損害賠償請求を起こされたとしても、弁護士保障プランに加入していただくことにより追加料金なしで損害賠償請求などの法的なトラブルに弁護士が対応させていただきます。ご安心くださいませ。
まとめ
会社への欠勤の連絡をメールやLINEで行うことに問題はございません。送受信の履歴が残るため後からの確認や誤解を避けることも可能です。
大事なのは休む理由や復帰できる時期について会社へ適切に伝えることです。
当組合はご自身の健康や精神の安全を最優先に適切な行動を取ることの大切さを強調させていただきます。
仕事を休む電話をかけることが怖いだけではなく、会社に出社すること自体が怖い場合は休職制度の利用や退職代行サービスを利用しての退職をご検討頂くことも必要かと思います。
当組合から会社へ退職の連絡を行うその日から、欠勤の電話をかけることさえも怖い会社と直接連絡を取ることなく、出社される必要もございません。
また、退職代行ローキは弁護士対応も可能となっている為、損害賠償請求や懲戒解雇といった万が一の法的なトラブルに対しても追加料金無く対応可能でございます。
ご安心くださいませ。
退職代行コラム編集者
労働基準調査組合執行委員長
後藤 星未
「医療関係の職場に長年勤務していました。その職場では、様々なハラスメントが横行しており、経営者をはじめ役職者も従業員に心ない言葉を浴びせ、非常に離職率が高く、入社直後に退職してしまう、まさに典型的なブラック企業でした。
私は新人研修や教育を任されていましたが、せっかく育てた新人は経営者や上司からのハラスメントを受けて心を病み、退職を繰り返す状況が続きました。
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