この記事の著者
谷本 祥子
労働基準調査組合の執行委員長。
自身の現場経験をもとに、退職や労働問題に悩む方へ寄り添った支援を行う。
- 退職代行は一般化し、特に若年層で利用増。
- 「辞めづらさ」を解消し、円滑な退職を支援。
- 権利と心身を守り、確実に退職できる手段。
2020年から2024年上期まで、退職代行サービスを利用して退職した社員がいた企業の割合は年々上昇しています。
2024年時点で、退職代行サービスの利用はもはや珍しいものではなくなっています。
就職情報大手マイナビの調査(2024年)によれば、直近1年間に転職した人の16.6%(およそ6人に1人)が退職代行サービスを利用しています。
引用元:退職代行サービスに関する調査レポート(2024年) | マイナビキャリアリサーチLab
特に20代では18.6%と他の年代より高く、若年層を中心に退職手段の一つとして一般化しつつあります。
一方、2025年の別調査(アイディエーション社)でも14%の人が実際に利用したと回答しており、約7割の人がサービス自体を認知している状況です。
引用元:退職代行を使うのは“20代男性”が最多?実態調査で見えた意外な理由とは【アイディエーション調査】 | スマホライフPLUS
これらのデータから、2024年から2025年にかけて退職代行の利用率は約15%前後で推移し、若年層ほど利用率が高い傾向が見て取れます。
直近1年間に退職した人の退職代行サービス認知・利用状況(2025年5月、アイディエーション調べ)。
引用元:退職代行を使うのは“20代男性”が最多?実態調査で見えた意外な理由とは【アイディエーション調査】 | スマホライフPLUS
「利用した」が14%に達し、未利用者でもサービスを知っている人が多数を占める。
利用者数の推移と増加傾向の要因

退職代行サービスの利用者数は近年増加傾向にあります。
マイナビの企業側調査によれば、社員が退職代行を利用して退職した経験のある企業は2019年以前で15.7%でしたが、2020年16.1%、2021年16.3%、2022年19.5%、2023年19.9%、2024年上半期には23.2%に達し、毎年着実に増えています。

東京商工リサーチの調査(2024年)でも、大企業の18.4%、中小企業の8.3%が退職代行業者から社員の退職連絡を受けた経験があると報告されており、企業規模を問わず利用者が広がっていることが分かります。
引用元:なぜ退職代行サービスの利用が増えているのか?-退職時に会社へ伝えた理由と、実際の退職理由との間のギャップの解消を- |ニッセイ基礎研究所
特に労働力の流動化が進む中で転職者自体が増えており、「退職代行が退職手段の一つとして世間に広がりつつある」状況です。
引用元:直近1年間に転職した人で退職代行を利用した人は16.6%(マイナビ) | 株式会社千葉キャリ 千葉で採用をお考えの人事・採用ご担当者様向けページ
こうした背景が利用率上昇の土台にあると考えられます。
利用増加の直接的な要因としては、職場環境や人間関係の問題が指摘できます。
実際に退職代行を利用した理由の上位には「退職を引き留められた(引き留められそうだから)」(約40%)、「自分から退職を言い出せる環境でない」(約32%)、「退職を伝えた後トラブルになりそう」(約24%)といった回答が並んでいます。
引用元:退職代行サービスとは?メリット・デメリット 職場づくりのヒントを解説
パワハラなどで上司に退職を切り出せない、引き止めにあって辞められない、といった心理的・実務的ハードルがあるために、第三者の力を借りるニーズが高まっているのです。
また近年はSNSやネット広告で「即日対応」「LINEで相談可」といった利用者目線の宣伝が展開され認知度が上がったことも、利用率を押し上げる一因でしょう。
退職代行を利用するメリット

退職代行サービスには、利用者にとって様々なメリットがあります。
心理的負担の軽減と安心感
自分で「辞めます」と言えない場合でも、代行業者が間に入ることで上司や会社と直接対峙せずに済みます。
これは多くの人にとって大きな精神的負担の軽減になります。
実際、ある利用者の声では「退職届を会社に出すことすら怖かった」が、退職代行を利用したことで上司への直接対面を避けられ、「有給休暇の取得交渉も代行してもらい、法的トラブルが出てきた際には弁護士が対応する安心感があったため、最後まで落ち着いて過ごせた」とのことです。
労働基準調査組合(退職代行ローキ) – Google マップ
このように専門家が介入する安心感から、心の重荷を下ろして次のステップに進める人も多いようです。
迅速かつ確実に退職できる
退職代行を使えば、最短で即日退職も可能です。
【関連記事】退職代行を使えば無断欠勤になることなく当日退職できる?法的な仕組みを解説|労働基準調査組合
深刻なパワハラや体調悪化で一刻も早く職場を離れたいケースでは、有効な選択肢となります。
また第三者が介入することで会社も法的対応を踏まえざるを得ず、確実に退職できる保証にもつながります。
実際、退職代行ローキでは「退職成功率100%」になり、依頼すれば必ず退職まで完了できるという安心感があります。
【関連記事】退職代行の成功率は実際どうなのか?失敗を避けるための対処法や依頼先の選び方|労働基準調査組合
権利の交渉代行
弁護士や労働組合が運営するサービスであれば、有給消化の交渉や未払い残業代・退職金の請求など、本人では言い出しにくい要求も専門知識を持つ第三者が代行してくれます。
【関連記事】退職代行はどこまでやってくれる?他社との違いとローキの強みを解説|労働基準調査組合
例えば「交渉の結果、有給残をすべて消化して辞められ、最終給与もしっかり受け取れた」という利用者の声もあります。
退職に伴う諸手続きを任せられるため、煩雑な手続きに悩まされることなくスムーズに次のキャリアへ移行できるでしょう。
以上のように、退職代行サービスは「辞めづらさ」を解消し、円滑な退職を実現する支援となっています。
実際にサービスを利用した人からは「あなたは明日から会社に行かなくて大丈夫ですと言ってもらえたおかげで心が一気に軽くなった」「会社とのやり取りが一切なく退職日まで進めてもらえた」といった体験談も寄せられており、精神的に追い詰められていた状況から救われたケースも見られます。
退職代行は、適切に利用すれば労働者が自分の権利と心身の健康を守りつつ退職できる有力な手段と言えるでしょう。
もし、今の職場で退職を切り出すことに迷いや不安を抱えているなら、私たち「退職代行ローキ」が誠心誠意サポートいたします。
労働組合が直接運営する退職代行だからこそ、会社との交渉もしっかり行い、万が一の損害賠償請求や懲戒解雇処分に対しても追加料金なしで弁護士が対応します。
【関連記事】退職代行で訴えられる?損害賠償のリスクと安心できる業者の選び方|労働基準調査組合
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