社宅退去時に立会いを強要されたケース
- 2024.12.12
- 2024.12.12
実行日 | 2024年12月 |
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組合員 | Hさん |
年齢 | 20代 |
地域 | 神奈川県 |
職種 | 看護師 |
雇用形態 | 契約社員 |
トラブル種別 | 社宅退去時の立会い強要 |
退職に伴い社宅を退去予定のHさんから、会社が「退去時の立会いを必須」として強く求めてきており、立会いの際に顔を合わせるのが精神的に耐えられないとの相談があった。依頼者は過去に会社からパワハラを受けており、直接の接触に強い恐怖を感じていた。
当組合は、立会いそのものが法的義務ではないこと、また依頼者が医師から適応障害・うつ症状と診断されていることを会社側に説明し、立会いを行わない方針で協議。加えて、退去後の室内写真や動画を記録として残すよう助言し、会社側も納得のうえ立会いなしで退去が完了した。
社宅退去にまつわる立会いの強要については、労働者の心身状況に応じた柔軟な対応が必要であり、今後も適正な手続きを促していく。