ぱやぱやくんから「深夜残業で眠れないあなたへ」
- 2025.08.17
- 2025.08.17

今回は、広告代理店に勤めている方からの相談をもらいました。
質問
広告代理店で働く26歳の女性です。終電近くまで残業の日々で、帰宅は毎日深夜になってしまいます。
体は疲れ切っているはずなのに、ベッドに横になると逆に頭が冴えてきて、気づけば深夜2時、3時に・・・。
先日などは、翌日の会議のことが気になって一晩中寝られず、そのまま出社したものの、会議中も頭が回らず、帰宅後もまた眠れませんでした。
この悪循環が続き、慢性的な疲労で体調も崩しがちです。このままだと心も体も限界がきて勤務そのものが難しくなってきそうです。
だけれど、仕事を休むとみんなに迷惑がかかってしまうし・・・。何か良い解決策などがあればお聞きしたいです。よろしくお願いします。
眠れないのは「体が危機モードに入っている」から
この質問を読んでいる多くの人が「あ、これ自分のことだ」と思ったんじゃないでしょうか。
私も以前、まったく同じような状況に陥ったことがあります。体は疲れているはずなのに、なぜか眠れない。この苦しみは、経験した人にしかわからないですよね。
でも大丈夫です。この状況から抜け出す方法はちゃんとあります。今日はそのことについて、お伝えしていきたいと思います。
まず、最初に知っておいてほしいのは、あなたが眠れないのは「体が危機モードに入っている」からです。
陸上自衛隊で訓練をしていた時に教官から言われた言葉があります。「人間は本当に危険な状況になると、体が勝手に警戒態勢に入る。だから眠れなくなるんだ」と。
毎日深夜まで働いて、休みもろくに取れない状況というのは、体にとっては「生命の危機」です。
体が「今寝たら死ぬぞ!」と勘違いして、アドレナリンをドバドバ出しているから、眠れるわけがないのです。
人間は体力さえあれば、たいていのことは乗り越えられる。でも体力がなくなると心も壊れます。
今のあなたは、本来なら前線から撤退して休むべきなのに、「自分が休んだら迷惑がかかる」と思って、傷だらけの体で最前線に立ち続けているのです。
でも、足を骨折している兵士に「10キロ先まで走れ」と言っても無理ですよね?それと同じです。
少しずつ後退しよう
体と心を回復させるために、まずは少しずつ後退していきましょう。
明日、定時で帰ってみる。昼休みはきちんと1時間取る。週末は仕事のことを考えない。そういう小さな行動から始めてみてください。
そして夜、ベッドに横になったら「認知シャッフル睡眠法」を試してみてください。
布団の中で「サーモン、ヘッドフォン、岸田元首相、琵琶湖」みたいに脈絡のない単語をランダムに想像すると、脳が「もう寝てもいいか」と睡眠モードに入りやすくます。
このルーティーンを数週間試してもまだ回復せず眠れないようなら、上司に相談して業務量を減らしてもらったり、3日ほど有給を使って休ませてもらったりしてください。
私の場合、ビジネスホテルでごろごろしたりサウナに行ったりすると体力と気力が回復していきます。おすすめですよ。
最も大切なのは「生き残ること」
もし、上司に有給取得の相談をしても「みんな頑張っているから」と言われ休めないようなら、その会社は間違いなくブラック企業です。
社員の健康よりも売上を優先する会社に、あなたの大切な人生を捧げる必要はありませんよ。こういう対応を取られたら、辞めることも検討してください。
これは決して無責任な「逃げ」などではありません。「撤退」はちゃんとした戦略です。生き残ることこそが、最も大切なのですから。それを忘れないでください。
本日のコラムはここまでです。
それでは、また次回!
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