働くためを考える労働基準調査組合

ぱやぱやくんの「ゆるくてもいいんだよ」

ぱやぱやくんから「育児と仕事の両立で心が折れそうなあなたへ」

  • 2025.07.20
  • 2025.07.20
ぱやぱやくんから「育児と仕事の両立で心が折れそうなあなたへ」
こんにちは、ぱやぱやくんです。

今回は仕事と育児の両立でお疲れの方からの質問をいただきました。



質問

総務の仕事をしている33歳の女性です。3歳の子どもがいますが、仕事と育児の両立に心が折れそうです。

残業ができない分、周りに迷惑をかけているという後ろめたさがあります。保育園のお迎えに急ぐあまり、仕事が雑になっているのではと不安です。

「よく頑張ってるね」と声をかけてもらうたび、「私はまだまだ全然頑張れていない」と自分を責めてしまいます。仕事でも育児でも中途半端な自分に、涙が出る夜も増えました。

両立組の先輩ママたちは、この「不完全な自分」とどう向き合っているのでしょうか?誰にも相談できず、心が重くなる一方です。

「60点でいい」と考えよう



仕事と育児の両立で心が折れそうになっているとのことですが、まず最初にお伝えしたいのは「あなたは十分すぎるほど頑張っている」ということです。

そして、今感じている「迷惑をかけている」「まだまだ頑張れていない」という考えは、完璧主義と疲労が作り出している錯覚かもしれません。

 

人生は100点を目指さなくていいんです。60点で上等です。


あなたは今、仕事も育児も完璧にこなそうとして疲れ切っているのではないでしょうか。

でも考えてみてください。

残業ができない分、少し仕事が雑になってしまっても、それで会社が倒産することはありません。

保育園のお迎えに急いで少しミスをしたとしても、それは人間として当たり前のことです。


完璧を目指すのではなく、「今日もなんとか一日を乗り切った」ということの方がよっぽど大切です。

3歳のお子さんを育てながら責任のある仕事をこなしているだけで、立派。

 

アイロンが少しシワになっていても誰も死にません。部屋が少し散らかっていても大事故は起きません。
 

「今日は仕事を頑張る日」「今日は子どもとの時間を大切にする日」と、意識的にメリハリをつけてもいい。全部を同時に完璧にやろうとするから辛くなるから。
 

60点でも、50点でも、とにかく続けられていることが一番。「今日もなんとかなった」と自分を褒めてあげてましょう。

「迷惑をかけている」は考えすぎです



「残業ができない分、周りに迷惑をかけている」という後ろめたさを感じているとのことですが、これは考えすぎです。


人間は疲れてくると、全てをネガティブに考える特性があります。

普段なら気にしないことでも、疲れれば疲れるほど「自分は迷惑をかけている」「みんなが自分を邪魔に思っている」と考えるようになってしまう。


でも実際は、あなたのことを「迷惑だ」と思っている人よりも「子育てしながら頑張っているな」と思っている人の方がきっと多いはずです。


同僚からの「大丈夫?何か手伝おうか?」という言葉を「仕事が遅いと思われている」と受け取っていませんか?


上司からの「ここを修正してください」という指摘を「あなたは無能だ」と言われているように感じていませんか?


それは疲労が作り出している錯覚です。

周りの人はあなたを気遣ってくれているだけです。


そもそも、子育てをしながら働いている人が職場にいることは、今や当たり前のことです。あなただけが特別に迷惑をかけているわけではありません。
 

「迷惑をかけている」と感じた時は、「これは疲れているからそう思うんだ」と一度立ち止まって考えてみてください。

きっと、思っているほど周りは気にしていないはずだから。

「頑張ってるね」を素直に受け取ろう



「よく頑張ってるね」と声をかけてもらうたびに「私はまだまだ全然頑張れていない」と自分を責めてしまうとのことですが、その優しさを素直に受け取ってください。

「もっとできるはずなのに」「もっと完璧にやらなければいけないのに」という自分への期待値が高すぎて、他人からの優しさを跳ね返してしまっているんじゃないでしょうか。

 

「頑張ってるね」と言われたとき、「でも私は・・・」と返すのではなく、「ありがとうございます」と受け取ってみてください。その方が、言ってくれた人も嬉しいし、あなた自身も楽になります。


そして、自分で自分を褒める習慣をつけてみてください。

「今日は保育園のお迎えに間に合った」「朝ごはんをちゃんと作った」など、どんな小さなことでもOK。


完璧を目指すのではなく、小さな成功を積み重ねること。

「迷惑をかけている」と考えすぎるのではなく、「みんなお互い様で頑張っている」と思うこと。

 

そうやって「なんとなくできた」を積み重ねながら、1日1日を過ごしてみてくださいね。


本日のコラムはここまでです。

それでは、また次回!


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