働くためを考える労働基準調査組合

ぱやぱやくんの「ゆるくてもいいんだよ」

本当に嫌なことはやめても問題ない

  • 2023.08.06
  • 2023.08.06
本当に嫌なことはやめても問題ない

生きていると嫌なことや辛いことに、

 

直面することはもちろん多いです。

 

そんな辛いときでも「もう少し頑張ろう!」と思い、

 

ちゃんと立ち向かうことが大切です。

 

でも、私は「本当に嫌なこと」からは逃げても問題ないと考えています。

 

逃げてもいい基準について解説します。

人間は目的があるから辛いことに耐えられる



人間は辛いことを乗り越える力を持っています。

飲まず食わずで戦場で戦ったり、

 

過労死寸前まで働いて苦難を乗り越える能力は、

 

誰しも持っています。

 

人間は実はしぶとく強いのです。

 

ただ、辛いことを乗り越えるために必要なことは、

 

「なんのためにやるのか?」という意味です。

 

人間は「意味がない」と苦痛には耐えることができませんが、

 

「人生を捧げる価値がある」と思う苦痛には耐えることができます。

 

例えば、

 

過酷な減量で1週間も水も飲まずにハードなトレーニングをするボクサー

→世界チャンピオンになりたいから

 

1日3時間睡眠で、全く休みなく働くベンチャー企業の社長

→会社を上場して億万長者になりたいから

 

鶏肉のササミとブロッコリーしか食べないボディビルダー

→美しい肉体を手に入れたいから

 

朝4時に起きてランニングをするランナー

→マラソンのタイムを少しでも縮めたいから

 

などです。

 

つまり、普通の人が「えー!そんなの無理だよ!」ということでも、

 

彼らは「自分はそうなりたいんだ!」という強い気持ちで、

 

困難を乗り越えていくのです。

 

陸上自衛隊には「レンジャー」と呼ばれる精鋭がいます。

 

このレンジャーになるための訓練は非常に厳しく、

 

「寝れない」「水が飲めない」「ご飯が食べられない」という状況で、

 

40キロの荷物と武器を持って、1週間山の中で訓練をします。

 

しかも、そんな状況で「もっと頭を使え!」「ばかやろう!それじゃあ仲間が死ぬぞ!」などの厳しい言葉を教官や助教にバンバン言われます。

 

しかし、このレンジャーは志願制で「レンジャーの訓練に行きたいです!」という隊員も数多くいます。

 

それはレンジャーが「自分の誇りになる」「国民を救うために必要なスキル」と思っているからです。

 

レンジャー学生たちは「絶対にレンジャーになる!」と強い気持ちを持って、苦難を乗り越えていくのです。

 

人間は「自分がこうなりたい!」と思うことがあれば、辛いことにも耐えられるようになっています。

 

このようなMan with a mission(使命を持った男)の状態になることが、人生を成功させる鍵とも言えるでしょう。

 

無意味な辛さには耐えられない



しかし、もし意味のない辛さだったらどうなるでしょうか。

 

1週間も水も飲まずにハードな訓練を強制的にさせられる一般自衛官

→身体を壊して入院、もしくは退職

 

1日3時間睡眠で、全く休みなく働かされるベンチャー企業の社員

→うつ病で休職

 

鶏肉のササミとブロッコリーしか食べられない学生

→食事に対する不満を爆発させ、こっそりラーメン食べる

 

朝4時に強制的にランニングをさせられる自衛官

→隊長に対して強い不満を覚える

 

といった内容になります。

 

つまり、意味がないと思う辛さとは「ただの苦痛」です。

 

意味を感じられない「ただの苦痛」は精神をむしばみ、心身不調を引き起こします。

 

そこで人間は「強い目的」を感じられなくても、自分の中で辛いことを合理化をすることで辛いことを乗り越えようとします。

 

例えば、

 

いまの仕事が辛く、上司ともうまくいってない

→あと1年を乗り越えれば上司が転属するから、そこまで頑張る

 

ずっとサラリーマンをするのが嫌だ。自由になりたい。

→子どもが大学を卒業するまでは自分が頑張ろう

 

辛くてしんどい自衛官をもうやめたい

→給与は悪くないし、生活は安定しているからなぁ

 

休みなく働いて本当にしんどい

→いま頑張れば一生食えるスキルが身に付く!

 

などです。

 

問題は全く合理化ができないときです。

 

これが今回のコラムのテーマである「本当に嫌なこと」です。

本当に嫌なことには辛さしか感じない

ここで本当に嫌なことの例を出しましょう。

 

例えば、

 

・高齢者を騙すような内容で契約を獲得する

 

・上司があまりに不条理で会社に行くときに泣きそうになる

 

・口下手で電話が苦手なのに電話でクレーム対応をやらされる

 

・ノルマがハードな個人宅への飛び込み営業をさせられる

 

・恋人がヒステリックで情緒不安定

 

・仕事の相手が気分屋でいきなり激怒する

 

などです。

 

このように、ただの辛さしか感じられない状況が「本当に嫌なこと」なのです。

 

本当に嫌なことを続けることは「自分に対する裏切り」です。

 

自分の大切な人生を無駄にして、嫌なことを続けることは人生に対する裏切りとし言いようがありません。

 

しかも、この状態が続くと悪影響がどんどん出てきます。

 

辛さを押し殺して生きると、その反動が必ず現れるからです。

 

・体調不良

 

・パチンコなどのギャンブルへののめり込み

 

・過度な飲酒

 

・乱れた異性関係

 

さらに「感情なんて邪魔だ」と思うようになり、

 

人間としての優しさも失っていきます。

 

戦場にいる兵士の顔つきがどんどん険しくなるように、顔つきも恐ろしくなっていくのです。

 

だから、私は「本当に嫌なことならやめてもいい」と思っているのです。

それでも嫌なことをやめられない人へ



ここまで説明をしても「でも、いま〇〇をやめたら、××が不安…」と悩んでいる方にアドバイスをします。

 

それは「本当に嫌なことはやめても後悔がない」ということです。

 

今までの人生を振り返って欲しいのですが、

 

嫌な仕事、嫌な恋人を別れを告げた1年後に後悔はありましたか?

 

おそらく「早くやめとけばよかったな」と思うことの方が多かったと思います。

 

つまり、あれこれ悩んでも1年後には「もっと早くやめとけばよかった」と思うのが人間なのです。

 

何かをやめる前には不安がたくさんありますが、

 

でもストレスが強い環境にいると不安が増大するので、

 

必要以上に悩んでいるだけなのです。

 

「本当に嫌だ」と思うことを続けることは人生に対する裏切りです。

 

そして、人間としての喜びも失っていくので、人間をやめることにもなります。

 

人間をやめる前に、嫌なことをやめてくださいね。

 

本日のコラムはここまでです。

それではまた来週!
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コラム編集者

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著者プロフィール
ぱやぱやくん

防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊に幹部自衛官として勤務をしていたが、退職後にのら猫になった男。文章を書く事が好き。「意識低い系」で、自分が主役になるのが嫌い。
ミリタリーよりも可愛いものが好き。名前の由来は、幹部候補生学校で教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。
【著書】陸上自衛隊ますらお日記/飯は食えるときに食っておく寝れるときは寝る/弱さを抱きしめて、生きていく/など

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