ぱやぱやくんの「残業ゼロと言いながら家に持ち帰らせる会社への対処法」
- 2025.05.18
- 2025.05.18

こんにちは、ぱやぱやくんです。
私は最近よく散歩します。
散歩よりもコスパがよくて、 健康的なものはない。
みなさんも散歩しましょう。
さて、今回は、家で残業を強いられている方からの質問にお答えします。

会社が「残業削減」「働き方改革」と言いながら、実は仕事を家に持ち帰らせているという状況。
これはもう、「見えない残業」であり、紛れもないサービス残業です。
しかも厄介なことに、あなた一人だけではなく同僚も同じように家で作業をしているということで、まさに「沈黙の奴隷船」のような状態になっていますね。
まず、あなたの会社がやっていることは完全に「偽装された働き方改革」です。
会社は「残業はダメ」と言いながら、実態としては「家でやれ」と指示している。
これでは労働時間が把握できず、残業代も出ない、まさに会社にとって都合の良い「サービス残業の強制」になっています。
こういう状況になると、人はどんどん追い詰められていきます。「残業をしたい」とは思わないけれど、業務量が多すぎて「残業をせざるを得ない」。それなのに「残業するな」と言われ、「家でやれ」と指示される。
「できない命令を出されると兵士は混乱する」ように、矛盾した指示は、精神的に非常に大きなストレスになるのです。
それでは、改めて今の状況を正確に把握しましょう。
・あなたの会社は「残業削減」の名目で、実質的なサービス残業を強制している
・同僚も皆、同じ状況に置かれている
・誰も声を上げられない雰囲気がある
これが現実です。そして、この状況は労働基準法違反です。残業代を払わない、労働時間を正確に把握しない、これらは明らかな法律違反なのです。
では、このような状況にどう対処すればいいのでしょうか。
ここでは実際に使える「サバイバル戦略」をいくつか紹介します。
口頭だけの指示の場合は、「確認のためメールをいただけますか?」と依頼するのもよいでしょう。
これは単なる記録のためではありません。
将来的に問題が大きくなった場合や、労働基準監督署に相談する場合の証拠となります。
また、上司も文書で指示を出すとなると、「家でやれ」とあからさまに書くことに躊躇するかもしれません。
つまり、証拠を残すことは抑止力にもなり、状況改善のきっかけになる可能性があるのです。
そして「これを家でやると、××時間の残業になりますが、それでも家でやるべきですか?」と質問してみてください。
上司が「そんなに時間がかかるわけがない」と言ったら、「私のスキルではそれくらいかかります。
もし短時間でできるコツがあれば教えてください」と返しましょう。
このように言うことで、相手に「実は過大な要求をしていた」ことに気づいてもらえるかもしれません。
もちろん、ただ断るだけではなく、「代わりにこうしてはどうでしょうか」という提案をセットにするといいでしょう。
例えば「明日の午前中に最優先で取り組めば間に合わせることができます」「この部分だけを先に提出して、残りは明後日までに仕上げることは可能です」などです。
「これはできません」と言わずに、「できる範囲はここまでです」と具体的に示すことで、理解を得られる可能性がありますからね。
ただし、愚痴の言い合いにならないよう注意しましょう。
「自分たちで何ができるか」という建設的な話し合いを心がけてください。
一人では気づかない解決策も、複数人で考えれば見つかることがありますから。
また、一人で声を上げるのは難しくても、複数人で同じ問題を指摘すれば、会社側も無視できなくなります。
団結こそが、弱い立場の人間の武器なのです。
もし、これらすべての対策を試しても状況が改善されないなら、退職・転職という選択肢も視野に入れましょう。
戦略的に「逃げる」ことは決して恥ではありません。
むしろ、自分の人生を守るための賢明な判断です。
この記事があなたの状況を少しでも改善するヒントになればと思います。
私は最近よく散歩します。
散歩よりもコスパがよくて、 健康的なものはない。
みなさんも散歩しましょう。
さて、今回は、家で残業を強いられている方からの質問にお答えします。
質問
営業事務として働く30歳です。
会社が残業削減を掲げ始めてから、矛盾した状況に悩まされています。
上司からは「残業は絶対ダメ」と言われる一方で、「明日までに必要だから、家でやっておいて」と言われることが増えました。
先日も大量の資料作成を任され、「残業はできないから」と伝えると「じゃあ家で終わらせておいて」と。
でも、これって明らかなサービス残業ですよね。
同僚の多くも家で仕事をしているようで、誰も声を上げられない雰囲気です。
働き方改革と言いながら、実態は改善どころか悪化している気がします。
このような状況にどう対処したらいいでしょうか?
「残業削減」という名のサービス残業地獄
会社が「残業削減」「働き方改革」と言いながら、実は仕事を家に持ち帰らせているという状況。
これはもう、「見えない残業」であり、紛れもないサービス残業です。
しかも厄介なことに、あなた一人だけではなく同僚も同じように家で作業をしているということで、まさに「沈黙の奴隷船」のような状態になっていますね。
まず、あなたの会社がやっていることは完全に「偽装された働き方改革」です。
会社は「残業はダメ」と言いながら、実態としては「家でやれ」と指示している。
これでは労働時間が把握できず、残業代も出ない、まさに会社にとって都合の良い「サービス残業の強制」になっています。
こういう状況になると、人はどんどん追い詰められていきます。「残業をしたい」とは思わないけれど、業務量が多すぎて「残業をせざるを得ない」。それなのに「残業するな」と言われ、「家でやれ」と指示される。
「できない命令を出されると兵士は混乱する」ように、矛盾した指示は、精神的に非常に大きなストレスになるのです。
現実と向き合い対策をする
それでは、改めて今の状況を正確に把握しましょう。
・あなたの会社は「残業削減」の名目で、実質的なサービス残業を強制している
・同僚も皆、同じ状況に置かれている
・誰も声を上げられない雰囲気がある
これが現実です。そして、この状況は労働基準法違反です。残業代を払わない、労働時間を正確に把握しない、これらは明らかな法律違反なのです。
では、このような状況にどう対処すればいいのでしょうか。
ここでは実際に使える「サバイバル戦略」をいくつか紹介します。
1. 証拠を残す
まず、上司からの「家でやっておいて」という指示はメールやチャットで受け取るようにしましょう。口頭だけの指示の場合は、「確認のためメールをいただけますか?」と依頼するのもよいでしょう。
これは単なる記録のためではありません。
将来的に問題が大きくなった場合や、労働基準監督署に相談する場合の証拠となります。
また、上司も文書で指示を出すとなると、「家でやれ」とあからさまに書くことに躊躇するかもしれません。
つまり、証拠を残すことは抑止力にもなり、状況改善のきっかけになる可能性があるのです。
2. 業務の見積もりを明確にする
上司から「家でやっておいて」と言われたら、「この作業は通常何時間ぐらいかかりますか?」と確認しましょう。そして「これを家でやると、××時間の残業になりますが、それでも家でやるべきですか?」と質問してみてください。
上司が「そんなに時間がかかるわけがない」と言ったら、「私のスキルではそれくらいかかります。
もし短時間でできるコツがあれば教えてください」と返しましょう。
このように言うことで、相手に「実は過大な要求をしていた」ことに気づいてもらえるかもしれません。
3. 「できない」を伝える勇気
これが最も難しいことですが、場合によっては「申し訳ありませんが、これは定時内では終わりませんし、家に持ち帰ることもできません」と伝える必要があります。もちろん、ただ断るだけではなく、「代わりにこうしてはどうでしょうか」という提案をセットにするといいでしょう。
例えば「明日の午前中に最優先で取り組めば間に合わせることができます」「この部分だけを先に提出して、残りは明後日までに仕上げることは可能です」などです。
「これはできません」と言わずに、「できる範囲はここまでです」と具体的に示すことで、理解を得られる可能性がありますからね。
4. 同僚と情報共有する
あなた一人だけでなく、同僚も同じ状況に置かれているなら、情報共有することで解決策が見つかるかもしれません。ただし、愚痴の言い合いにならないよう注意しましょう。
「自分たちで何ができるか」という建設的な話し合いを心がけてください。
一人では気づかない解決策も、複数人で考えれば見つかることがありますから。
また、一人で声を上げるのは難しくても、複数人で同じ問題を指摘すれば、会社側も無視できなくなります。
団結こそが、弱い立場の人間の武器なのです。
もし、これらすべての対策を試しても状況が改善されないなら、退職・転職という選択肢も視野に入れましょう。
戦略的に「逃げる」ことは決して恥ではありません。
むしろ、自分の人生を守るための賢明な判断です。
この記事があなたの状況を少しでも改善するヒントになればと思います。
本日のコラムはここまでです。
それでは、また次回!
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コラム編集者

著者プロフィール
ぱやぱやくん
防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊に幹部自衛官として勤務をしていたが、退職後にのら猫になった男。文章を書く事が好き。「意識低い系」で、自分が主役になるのが嫌い。
ミリタリーよりも可愛いものが好き。名前の由来は、幹部候補生学校で教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。
【著書】陸上自衛隊ますらお日記/飯は食えるときに食っておく寝れるときは寝る/弱さを抱きしめて、生きていく/など